「浪淘沙令」
李煜(937-978)
李煜(937-978)
簾外雨潺潺
簾外に雨は潺潺
春意闌珊
春意は去りつつあり
羅衾不耐五更寒
薄絹は夜明けの寒さに耐えない
夢裏不知身是客
夢の中では我が身、客であるを知らず
一餉貪歡
しばし歓びを貪っていた。
簾外に雨は潺潺
春意闌珊
春意は去りつつあり
羅衾不耐五更寒
薄絹は夜明けの寒さに耐えない
夢裏不知身是客
夢の中では我が身、客であるを知らず
一餉貪歡
しばし歓びを貪っていた。
獨自莫憑欄
独り手摺に憑ること莫れ
無限江山
遥かなる江山
別時容易見時難
別れは易く、再び会うは難しい
流水落花春去也
流水落花 春去りぬ
天上人間
天上と 人との間。
独り手摺に憑ること莫れ
無限江山
遥かなる江山
別時容易見時難
別れは易く、再び会うは難しい
流水落花春去也
流水落花 春去りぬ
天上人間
天上と 人との間。

詩人特集第2回は中国の詩人、
南唐の「李後主」こと「李煜」(李重光)です。
厳密に云えば「詩人」ではなく「詞人」ですが。
李煜は君主としては凡庸で、
南唐という国家は彼の代で潰えました。
もっともそれは時代の流れでもありましたが・・・。
南唐という国家は彼の代で潰えました。
もっともそれは時代の流れでもありましたが・・・。
南唐が滅んだ後は囚われの身として
宋の首都、開封にいました。
宋の首都、開封にいました。
この詞はその時代に
故郷の江南を偲んで詠んだものです。
故郷の江南を偲んで詠んだものです。
僕は"流水落花春去也 天上人間"の
一節を初めて読んだ時、しばし呆然とさせられました。
その瞬間から僕は詩(詞)を愛するようになりました。
一節を初めて読んだ時、しばし呆然とさせられました。
その瞬間から僕は詩(詞)を愛するようになりました。
僕が中国語を勉強するのも、
この詞の影響と云えるかもしれません。
この詞の影響と云えるかもしれません。