"山風に 桜吹きまき 乱れなむ 花のまぎれに 君とまるべく"
遍昭(816-890)

詩人特集第1回は「古今集」や「百人一首」でも
御馴染みの僧正遍昭(遍照)です。
六歌仙の1人で俗名を良岑宗貞といい、
実は桓武天皇の孫なんですね。
実は桓武天皇の孫なんですね。
この句は遍昭が親しかった常康親王(仁明天皇の第七皇子)の
舎利会から帰る途中、桜の花の下で詠んだものです。
舎利会から帰る途中、桜の花の下で詠んだものです。
「古今集」の仮名序では
歌のさまは得たれども、まこと少なし、たとえば、
絵に描ける女を見て、いたづらに心を動かすごとし。
絵に描ける女を見て、いたづらに心を動かすごとし。
と評されていますが、元々心根が柔弱で主体と客体の
境界線も曖昧な僕にとっては大好きな詩人の1人です。
境界線も曖昧な僕にとっては大好きな詩人の1人です。
上の句は「遍昭集」では
山風に 桜吹きまき 乱れなむ 花のまぎれに 立ちとまるべく
となっていますが、
僕は最初に掲げた「古今集」版の方が好きです。
僕は最初に掲げた「古今集」版の方が好きです。