病人になってみて初めていろいろ分かることがあります。
昨年の末に、ほぼがんであることが分かったときは、しばらくは夜もなかなか眠れませんでした。やはりなんだかんだと考えます。通常はだいたい床に入ると30分も持たずに寝てしまう人だったんですが。そういう寝つきの良い頃には戻れないのかなあなんて思っていました。ところが人間(というか私が)ずうずうしいもので、しばらくすると普通どおりに眠れるようになりました。どこかでしょうがないかなんて思うのでしょうか?
それと、大学病院って、意外と検査だの診察だの間延びしたスケジュールなんですよね。大学病院もいろいろ混雑しているのだと思いますが、検査と検査の間が空いていたりします。私もがんだとわかってから手術予定まで7週間ちょっとです。病院としては短いのかどうか分かりませんが、患者としては長い気がします。そうすると不安からなんだかんだとネット調べたり、闘病記を読んだりします。で、結果として私なんぞは、なるようにしかならないかって感じになります。人間の心理はうまくできていると思います。
とはいうものの、長生きできるなら長生きしたいというの人情です。私の場合、膀胱全摘出ということで、いろいろ悩まれる方が多いそうですが、主治医のこれがベストという意見を、反発することなく受け入れました。まあ、短期的にも長期的に合併症の心配や、がん自体の転移なんかの心配もありますが、粛々とベストな方法を選択するしかないんだろうと思っています。
ただ、主治医から「手術の説明は、入院前にしますか、早く聞きたいのなら時間を設けます。ただ、それを聞いて手術をやめると言い出す人もいます。医者としては大丈夫、大丈夫では済まないので、ちゃんと危険性も説明しなくてはいけないので」との話を聞いた時は、「入院のときで結構です。どうせ手術しなくてはならないのに、不安を持ちながら過ごすのも嫌なので」と言いました。まあ、概略は今までの話でも聞いているし、ネットなんかにも有名病院の手術前説明用資料PDFなんかがあるので、想像はつきますしね。まあ、気の弱いところも多分にあるわけです。![]()