生徒さんの声
濃かに 弥生の雲の 流れけり 夏目漱石
草や木が、ますます生い茂る季節となってきました。空の雲の様子が、変わってくることを、夏目漱石さんは、濃か(こまやか)と表現してくれています。
昔から日本人は、和歌や俳句で季節の感性を磨いてきたのだなぁと思います。
言葉と呼吸法のお稽古
昨年からお稽古を始めたばかりの生徒さん。今までの体操と動きが違うことに、感心されています。身体を部分として捉えて、手の運動、足の運動、・・・ではなく
西野流は、丹田から動いたり、丹田を意識したりする基本動作が多いので、違いますね。
そして、今回の稽古では、『円天』の「大きな円の内側をなぞり下ろすように・・」という言葉が、わかりやすかったとおっしゃっていました。
ただ両手をゆっくり下ろすのではなく、円を意識してなぞりおろすというのは、ゆったりと、身体と話すように動かすことができます。
こうして徐々に内側の自分に目覚ていくのでしょう。
「日常の忙しさから、稽古をしている間は離れています。基本の動きは、毎回覚えていないのですが(笑)」と
覚えていなくても、良いのです。身体は、しっかりと変わってきています。
基本の動きをゆったりと行っていらっしゃいますし、対気ではまっすぐエネルギーを出していらっしゃいます。
その時々の言葉を、掴んでいくのは、瞬間の感性の賜物ですね。
#西野流呼吸法Ⓡは株式会社NKキャピタルの商標です。