不気味の良さ
先日、弓張美季さんのピアノリサイタルに行きました。
ピアノのリサイタル久しぶりです。
セルゲイ・プロコフィエフさんの、「シンデレラ」ピアノのための6つの小曲の中のワルツを聞いていたら
西野先生がバレエを踊っている姿が浮かんできました。
しかも、足元に焦点 軽やかなステップ
「怪しいほど暗い、荘厳なワルツ」と弓張さんが大好きと言われた曲です。
先生は、この「怪しいほど暗い、荘厳なワルツ」をどう振り付けられるのだろう?・・
先生は、人間の暗さ、ドロドロしたところをどう表現されるのだろう?・・・
と思いを馳せながら。
・・音楽は、時に普段気にとめようとしない心の複雑な感情(例えばドロドロした暗い感情などを)を「こういうことだったんだ。」とわからせてくれます。
音楽や、舞台、絵画、文学、もちろん生活の中で、繰り返しドロドロは現れます。
こんなにたくさん
だから、辛いですね。
その時、「そういう自分を 受けとめ、認め、ゆるし、愛する」
ことを繰り返し、その都度、繰り返し・・・あ~っすごく楽になります。
(これが、かつて1番出来なかったことこんな自分赦せないぞッと.
今も時々忘れてずっと再生していることがあります。)
ということは、心の不気味さはこわくない、表れて味わったらそこにとどまらず、新
しい発見、本質、にどんどんとつながっていきます。 「そうかと」
西野先生の振り付けは、実際目にすることは、できません。
でも、人の持つ暗さも明るさも不気味さも透明さも・・すべて俯瞰できるように大事
に振り付けをされるのだろうなと思います。