リアリティ
「呼吸力を鍛える」PHP研究所 P16~
『医学を学び、バレエをマスターし、武道を修得してみて、その大本を流れるものは
「呼吸」であり、呼吸こそ身体の潜在能力を発揮させる究極のものであると実感しま
した。そして、極意とか秘伝とは、自分の身体で体得するものであることがわかりま
した。知識は、通常、学校教育を通じ学ぶことで一定の基本を知ることができます。
秘伝というと、なにやら凄いと思ってしまいますが、自分の身体でとことん訓練する
ことによって、初めて獲得できるのだと思います。』
『あえて異種のジャンルに挑戦することによって、生命エネルギーの根源を探りたか
ったのです。・・』
「根源を探る方法として、自分の身体で体得する」という先生の言葉が、心に残ります。
「博士ちゃん」という番組で、大型船が大好きな少年の話がありました。
船が好きになったきっかけが、小さい時に「しらせ」を見た衝撃だったということに
「体得する」ということと意味は違いますが、大事な共通点があるように思えます。
浜崎さんの「内的自己」に通じるものです。
ここで、また西野先生の言葉を紹介します。
『動き回って身体を使いまくると、脳は余計なことを考えなくなります。そして本来
の本能として、自己の身を守り、向上する最大公約数のひらめきが生まれてきます。
じっと手をこまねいて思案しても、考えが堂々巡りの状態になりがちです。・・』
徹底した身体への信頼があります。
ここで、私がひらめいたこと 柔らかく「応空」をする・・
ひらめいた時点でもうそれは、完結しているのでは
あとは、それを確かめること。
柔らかさの根源を先生はどう表現しているのだろうか