足芯呼吸の奥義⑴
これからシリーズとして「気の奥義」から『足芯呼吸の奥義』をご紹介していきます
P238~
ある日、合気道の稽古のときに、”気”を瞬間的に捉えたことがきっかけとなり、呼吸
の中にこそ、”気”を捉えるための真髄があるはずだと直感しました。
凄まじい威力を持つ”気”を、いつでも捉えることができるように、私は、さまざま
な呼吸の仕方を工夫してみました。
足の裏にポイントがあると感じたので、いつでも足の裏の感覚を研ぎ澄まし、明確
に意識しながら呼吸をします。
西野先生が、足芯呼吸をどう開発されたのか・・・・ドキュメント映像を見るような
緊迫感があります。
メモリアルデイの時、何時間も華輪を振り、何時間も内弟子さんとの稽古で確認をされていたことを、内弟子の北村先生からお聞きしたので尚更です。
「足の裏にポイントがある」感覚、「研ぎ澄ます」感覚、先生のこの「感覚」を
・・・・・ 感じてみたいです。
(感覚が開かれるきっかけは、こういうことなのかな。)
そういえば、松濤の稽古場の近くで、西野先生と偶然にお会いしたことがありましたが、その時先生の足元は、下駄でした。
こうやって、足裏の感覚を常に大事にされていたのですね。