エネルギーの浸透
「気」いのちのエネルギー 生江有二 p180
両手のひらと〈百会〉を意識で結ぶ。そうすると、宇宙のエネルギーがからだの中に
導かれる道筋ができる。さらにからだを緩める。人間は、オーガニックにできている
のだから、ただ形を追うのでなく、動きを意識でしっかりとらえる。こうして宇宙の
気と、自己のからだを流れる気は、見事に融合していく。・・・その頭頂の〈百会〉
を緩め、手から気を注ぎます。どんどん浸透していくエネルギー。とても気持ちい
い。
心地よくエネルギーを頭に浸透させたら、あとはバターが頭の上でとけてしみわたる
ように、エネルギーが細胞のひとつひとつに浸透していく。・・イメージだけでな
く、からだで実際感じとることがたいせつです。
ここの箇所は、西野流呼吸法の大事な特徴だと個人的に思っています。
大好きなところです。
からだの基盤の設定をゆったりとしていきます。
ここを基本稽古で押さえてくれるので、
落ち着いて足芯呼吸に移行できるのではないかと思います。