脳は腸から生まれた
腹の底に 何やらたのし 年の暮 村上鬼城
「何やらたのし」の心情。この基底の感覚。これは何かに似ています。
腸管内臓系では、脳は腸の子供という関係になります。その腸は
当然、細胞からできています。腸から脳ができたのですから、心
の原点は腸にあります。自己を守り、生きるために動くことが心
の源泉としてありました。
中略
日本の場合は、精神と心の二つがあります。日本人は往々にし
て精神と心が同じであると思っていますが、脳が腸から生まれた
ことがわかると、心の原点としての腸があり、さらに腸のニュー
ロンから発展し、人生を考える器官として発達した頭脳が作り出
す精神。この二つが渾然と混じりあっていることで、人間を形成
していることに気づきます。
この二つを明らかに体感できるようにしたいものです。そのため
に腸管内臓系の活性化が大事なことが分かるのではないでしょうか。
発生から解き明かしていくと、脳は腸から生まれたのですね。
昔から、腹を大事にしてきた日本人、腹を決める、腹から笑う、
腹に据える、腹をくくる、腹を割る、腹をたてる・・
体感が生み出した言葉の宝庫です。
先人が作った宝をいろいろ体感したいものです。
稽古をして、最近思うことは私たちが発している気は、とても
正直であること。
この、正直な身体を、大事にして、より精度を上げて、人
が持っている可能性をみていきたい、体感したいと思います。
「腹の底にたのし」 を多くの人が体感できるように
活動していきたいと思います。
ここで大ニュース
電子書籍が販売されました
石井先生ありがとうございます。
「ロマンを実現しようとする人間は、その瞬間、瞬間に、その人
固有の価値ある時間を生み出します。気がつくと素晴らしいこと
をしている。それが明日につながり、あさってになり、永遠につ
ながっていくからです。・・」生命エネルギー「気」の神髄より
この西野先生の言葉を証明してくださいました。
これからも、多くの人たちに「花」を与えて続けてください。
私たちも「花」を咲かせます。
あっ
２８日の段階で、ダウンロードは、少し待ってとあります。
初版は、いろいろあるんですね。
今年のブログは、ひとまず今日まで
西野先生の文をあらためて紹介し、貫和先生の詳説をユーチュー
ブで配信、インスタ、Twitter、ブログ、電子書籍の出版等、
日々西野流呼吸法の発展のため大車輪の活躍をされている西野塾
総本部の先生方に感謝いたします。
今年もありがとうございました。
もちろん日々のお稽古、楽しかったです。珠玉の時間です。
そして、このブログをお読み頂いた皆様ありがとうございまし
た。
よいお年をお迎えください。
最後に 万葉集からの和歌を
父母が 頭かきなで 幸くあれて 言ひし言葉ぜ 忘れかねつる