呼吸力を鍛える
小気味よき 寒さとなりぬ 年の暮 星野立子
この時期の俳句を探していたら、みつけました。 身体がしゃんとなる、俳句です。
今日のブログのご紹介は、西野流呼吸法総本部での稽古の内容です。(現在は、西野先生が内弟子さんに行った鍛錬も、基本の稽
古に組み込まれています。)
基本の稽古では、独自の足芯呼吸や"緩揺・旋捻"などを取り入れた動作を心地よく行いながら、細胞レベルでエネルギーを巡らせ、全身を活性化させます。
応用編となる対気では、指導員と一対一で向かい合い、基本で緩んだ身体から溢れるエネルギーを、お互いに相手に向けて出し合う、エネルギーの交流を行います。
エネルギーは出せば出すほど自然とたくさん入ってきて、大きく循環するようになり、よりポテンシャルの高い、いきいきとした身体を培います。
対気という方法を、稽古ですべての人が出来るというのは素晴らしいなと思います。頭脳の思い込みの世界から
解放されるというのは、真にリラックスできますし、自分の知らないーdeep bodyと出会えます。
ただ、エネルギーを供給されるのではなく、お互い出し合うこ
とが、自分の身体を培うこと。 ”交流”です。
これは、言うは易し行うは難し、かもしれないし、稽古をしてい
くと自然といきつくことかもしれません。
この頃感じるのは、”歩き対気”は、わかりやすく、強固な
稽古の方法だということです。
歩くと、丹田をより意識しやすいと感じます。 しかも、一人
では出来ません。 当たり前ですけど。
なかなかわからなかった”交流”、やっと良さがわかってきたよう
です。
わかるのが、遅いと思いますが、生きているうちに ”気
の交流"と出合って・・・・助かった。