呼吸力を鍛える(8.7)
エネルギーのコミュニケーションとは、人間の思考を作り上げる以前の根源の交流です。
人間が作り上げる以前の根源のものとは、人間の持つ生命エネルギーであり、それを交流する。これが対気の意味です。
対気によるエネルギーのコミュニケーションが行われると、生命活動が活発化されます。 生命活動とは何かというと、じっとし
ていられないこと、動くということです。・・・・
身体はいつも動きたくてたまらないのに、それを動けなくしているのは、脳が行動を抑えたり生命力が低下しているからです。
対気は頭脳による行動の束縛から身体を開放し、自然体を楽しく体現し、ひいては頭脳の働きをフレキシブルにするワンダーなメ
ソッドなのです。
”対気”の稽古初日に頭脳の行動の束縛からに離れられる人は、めったにいないのではないかと思います。
(表面には出ないけれど実際は、細胞レベルで感知していると思いますが。)
対気の反応は、個人差があるので、比較するものでもなく、自分の感覚で捉えてくださいね。
ここで一休み
習い始めの時は、対気の雰囲気に度肝を抜かれました。大人の人達が、素直に笑ったり、走ったり、跳んだり・・・・
「いいのだろうか?」というのが、正直な感想です。 (青山の道場時代です。)
でも、稽古場が明るい楽しそう 果たして、自分でも走ったりすることがあるのかなと対気の反応がとてもうら
やましかったです。
そして、ある日の稽古で、身体の中にプロペラが出現 そして、プロペラがクルクル回り、走りはじめました。
これが私の対気の初走りです。 bravo
稽古を続けていると生命活動が活発になることを身体が示してくれます。未知の世界への探検です
心地よく、緩めて丹田からまっすぐにエネルギーを出すことを決めて、私のように勝つか負けるかでなく、双方向コミュニケーシ
ョンということを念頭に。 対気を体感してくださいね。