網走行夜行特急オホーツク9号の乗車位置には、まだほとんど人は並んでいなかった。

これはその先々日、おおそら13号を待っている時にチェックしておいたので、22時くらいに並べば確実であることはわかっていた。


カバンを並べておいて、コンコースに降りる。

電光掲示板の週間天気予報を見に行った。

釧路地方の明日は曇り時々晴れだった。

やはり天候にはいまいち恵まれていないようだった。

つぎに明後目以降の宗谷地方の天気を見た。

こちらは晴れ時々曇が続いていた。

恵まれている。

そのほかの地方も、僕が帰る日の数日前になって、ようやくよくなってくるようだ。

恵まれているのか、翻弄されているのかよくわからない。

えてしてそんなもんだという気もしなくもないが。


「味の753」の味は麺もスープもチャーシユーもまあまあ美味しかった。

ラーメンという食べ物は、まずい時はすぐわかっても、うまい時はどの程度うまいかということはよくわからないものだ。

だからうまくても、すごくうまいとか、いままでで一番うまいとかはなかなか書けない。

だから、ただ「うまい」としか書けない。

偉そうになってしまうが当たりではあっても大当たりではないといった感覚か。


札幌駅にはちょうどよく22時近くに戻れた。

邪魔な手荷物をロッカーからささっと回収して、すぐに改札を入りホームへ上がった。
僕は路面電車に乗ってススキノへ向かっていた。

終点すすきののひとつ手前の停留所で降りて「味の753」というラーメン屋に入った。

ここは雑誌に載っていた店だ。

雑誌に頼らずうまい店を探そうとしても、札幌には1000軒ものラーメン屋があるといわれていて、1人で選ぶのは到底無理だ。

手っ取り早く雑誌やガイドブックに載っている店からあたっていくしかない。

「味の753」のラーメンは豚骨と鶏がらを使ったスープで、自家製のチャーシューが自慢だというので、チャーシューメンを食べた。


なんでそんなところでそんなことをしているかというと、別にラーメン品評化でもなんでもなくって、ただたんに思い立って北海道に旅行しに行っていただけのことだが、せっかく面白い体験をしたのでここに記録までに。