BP製剤服用患者さんに重視される口腔衛生と炎症のコントロール現在BP製剤を服用されている患者さんは60~70万人と推定されます。2003年にMarxにより、BP製剤服用中の患者さんに歯科治療を施したところ顎骨壊死が発症したことが報告されて以来、同じような症例が報告され「ビスホスホネート関連顎骨壊死(以下:BRONJ)」という新たな疾患として注目されてきました。BRONJ発生の局所的な要因に口腔衛生不良や歯周病、歯周膿瘍などの炎症疾患の既往があげられています。つまり、BP製剤服用者への外科処置、おもに抜歯後のBRONJ発症は口腔衛生不良や歯周病によってリスクが高くなるため、歯科衛生士は炎症のある部位を患者さんによく説明し、縁下歯石の取り残しなどないようSRPを行うことが大切です。また、メインテナンスでは、患者さんと良好な関係を築き、炎症のない状態を維持していく手助けをする必要があります。続きます。次は骨粗鬆症患者さんへの対応です