BROBJがはじめて報告されてから10年以上が経過します。日本でも2006年10月に厚生労働省がBP製剤の「使用上の注意」に改訂を指示し、医科・歯科における混乱は患者さんも巻き込んでの大変なものでした。
骨粗鬆症の患者さんの多くは女性です。歯科衛生士として、女性に多い疾患をつねに意識し、医療面接時に既往歴・現病歴・服用薬の確認を徹底することが大切です。また、BRONJは現在でも発生機序、予防法がわかっていない疾患だからこそ、歯科衛生士が患者さんの精神的な不安に寄り添い、口腔衛生、メインテナンスの重要性を伝えていくことが最も重要だと思われます。
以上、骨粗鬆症についてでした。
私自身骨粗鬆症についてはほとんど無知だったので、内容についてや、歯科衛生士にとってできることを勉強させられました。
今の歯科医院に復帰する少し前に、以前勤めていた歯科医院の院長と食事をしたときに言われたことを思い出したのですが、「今度勤めるところは高齢者の多いところだから全心疾患や服用薬に注意して患者さんを看てあげてね」と言われました。
まさに先日、骨粗鬆症でBP製剤を服用されている患者さんが来院され、私が担当しました。以前から歯科医院にはまめに来院されており、定期的にきちんをメインテナンスをされていました。先生から以前状態を聞かれたようで、ご本人もきちんとプラークコントロールに心がけ、普段から20分くらいかけてブラッシングしているとおっしゃっていました。ほとんど口腔内にはプラークが残っていないのにも関わらず、歯周ポケット10ミリ近いものが非常に多く、排膿もみられました。ちょうど今回の記事を読んでいた時だったので気にしてみていました。これからその患者さんを担当することになったのでメインテナンス時には、口腔内の管理だけでなくしっかりと信頼関係に努めていきたいと思います。