せっかく帰省したのに、正月はホテルに引きこもっていた。

シャワーやトイレ以外、ほぼベッドにいた。


家族に会いに行くべきか。


罪悪感と戦った。


そのまま地元を出るつもりだったが、母の押しに負けた。


『何も食べてないんでしょ?

たくさんあるから、食べて帰ったら?

みんな待ってたよ』


両親や義姉、姪っ子達に迎えられ、リビングに入った。


帰ってきたくなかったわけではないことを伝えたかったので、なんとなく言い訳をした。


みんなに囲まれて、夫と2人で宴会の残りものを食べた。


両親が心配して色々と質問をしてきた。

イライラしてしまうと申し訳ないので、洗い物を済ませて帰り支度をした。


『また帰ってくるね。

みんな、気を付けて帰ってね。

ありがとう』


あと何回会えるんだろう。


考えすぎると罪悪感に押し潰されそうだ。


『ごめんね。

寝正月になったね』

帰り道、夫に謝った。

泣けてきた。

不甲斐ない。


自宅に到着。


玄関へ入ったら、ハイビスカスが咲いていた。

久しぶり。

1ヶ月咲かなかったので、この冬はもう咲かないのかと思っていた。

うれしい。


ただいま。

やっぱり自宅が一番だ。