ここ最近は、2つの場面が頻繁にフラッシュバックする。


電気が走るような痛み。


じつは手術がうまくいっていなかった。

と、たくさんの病院のスタッフに囲まれて告げられた時のこと。


どうなるの?

死ぬの?

何度も痛いって言ったのに、大丈夫って言ったよね?

緊迫した空気で、言葉も出なかった。


先生の暗い表情までも鮮明に蘇る。



そしてもう1つは、ICUでの出来事。


輸液ポンプのアラームが鳴ることにイライラした看護師は電源を切った。

腕を動かすからだと言い放ち、荒々しくカーテンを閉めていった。


そして、医師の指示を無視して点滴の速度を早めた。

先輩看護師は自分で点滴交換をしたくなかったので、後輩が休憩に行く前に終わらせようとしていた。


カーテン越しに聞こえてくる、悪口や叱責。


深夜になり、先輩看護師が1人になったら、ICUの中で食事をし始めた。


何日も絶食中だった。

強い匂いで気分が悪くなった。


看護師に殺される。

怖い。


たくさんの管で繋がれた、動けない私たち。

誰か助けて。


動悸で目が覚める。

息苦しい。

嫌な汗をかいている。


死を強く感じた記憶が引っ張られてくる。



遠くから聞こえてくる犬の鳴き声。

近所のアラームの音。

夫のイビキ。


病院じゃない。

自宅のベッドにいることを実感して安堵する。



調子が悪い日が続いたので、夫に連れ出され、久しぶりの公園へ散歩に出かけた。

枯れ始めたバラがすごくきれいだった。