退職を決め、有休消化中。

時間はたっぷりある。


予約をして歯医者に行った。


先生『体に力が入っていますよ』

助手『もっと口を開けてください』

先生『顔も舌も、もう少し力を抜いてください』

助手『危ないので、もっと口を開けてください』


先生『一度起こしますね。

少し休憩しましょう。

ゆっくり呼吸してください』


まただ。

緊張して体はガチガチ。

震えて、まともに口も開けられない。

呼吸も荒い。

中断して、迷惑をかけてしまった。


精神科の先生から、歯医者に行く直前に安定剤を飲んでみてとアドバイスされていたのに。

忘れていた。


診察台に横になって、光を当てられると、動悸が始まる。

息が苦しくなる。


フラッシュバック。

手術後、目を覚ましたら、手足をベッドに縛られていた。

息が苦しい。

訳がわからなくて、パニック。

暴れていた。

体の中のチューブが内臓に当たって痛い。


思い出したくない。


歯医者のみなさんに申し訳ない。


どうにかして震えを止めたい。

でも方法がわからない。


次こそは、必ず直前に薬を飲もう。