ハープ、ドバイシーマクラシックはムーアが騎乗
サンケイスポーツ 2015年1月27日付ニュース
２０１４年度のＪＲＡ賞授賞式が２６日、東京都港区の「ザ・プリンス パークタワー東京」で開催された。
最優秀３歳牝馬を受賞したハープスター（栗・松田博、牝４）が、
ドバイシーマクラシック（３月２８日、メイダン、ＧＩ、芝２４１０メートル）で
ムーア騎手とコンビを組むことが２６日、陣営から発表された。
今年初戦の京都記念（２月１５日、京都、ＧＩＩ、芝２２００メートル）は川田騎手が手綱を取る。
生産者であるノーザンファームの吉田勝己代表は
「ライアン（ムーア騎手）から『乗せてほしい』と言われた。ジェンティルドンナで同じシーマクラシックを勝ってくれたし、世界一のジョッキーだからね」
と英国の名手に期待を寄せる。
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ハープ３・28ムーアでドバイ・シーマＣ 2015年1月27日付ニュース
２０１４年度のＪＲＡ賞授賞式が２６日、都内で行われ、
年度代表馬ジェンティルドンナ（牝６）などが表彰された。
最優秀３歳牝馬に選出されたハープスター（牝４、松田博）は
川田将雅騎手（２９）とのコンビで京都記念（Ｇ２、芝２２００メートル、２月１５日）から始動。
ドバイシーマクラシック（Ｇ１、芝２４００メートル＝メイダン、３月２８日）では新たにライアン・ムーア騎手（３１）とコンビを組むことが松田博資師（６８）から発表された。
英国の名手Ｒ・ムーアを鞍上に迎え、世界一の座を奪いにいく。
授賞式当日、ハープスターの今後について松田博師は
「京都記念は川田で、シーマクラシックはムーアで行く」と発表した。
ここまで９戦でコンビを組んだ主戦から外国人騎手への乗り替わりという決断が下された。
Ｇ１の勝負強さで現在ムーアは世界一の存在だ。
昨年は日本での勝利こそなかったものの、世界７カ国でＧ１・１６勝。昨年から始まったロンジンワールドベストジョッキータイトルの初代チャンピオンにも輝いた。
松田博厩舎ではブエナビスタとのコンビで１１年ドバイワールドＣで８着に敗れているが、そのリベンジの機会に燃えないはずがない。
生産したノーザンファームの吉田勝己代表は
「世界一の馬ですから。（シーマクラシックは）絶対勝ちますよ」と意気込む。
今秋の凱旋門賞再挑戦については
「僕はやっぱり３歳牝馬が有利だと思う」と冷静な見解を示した上で
今回のムーアへのスイッチについては「ハープには世界中からオファーが来るんですよ。それだけの馬ですからね。今回も向こうからオファーがあった」と明かした。
１０日に栗東へ帰厩したハープスターの状態について松田博師は
「入厩してから順調にきています」と胸を張った。
デビューから大外一気の脚でファンを魅了してきた牝馬。
オークスでは落鉄の不利で２着、
凱旋門賞では内有利の展開に泣いた６着、
ジャパンＣでは道中の不利で不完全燃焼の５着に終わった。
昨年は直線で馬群をこじ開け、ジェンティルドンナの闘志に火をつけた名手。
今年は同じディープ産駒の牝馬、ハープスターでどんな手綱さばきを演じるのか。
その手綱さばきに日本のファンの注目が集まる。【木南友輔】
◆ムーア騎手の“神騎乗”
昨年のドバイシーマＣでジェンティルドンナに騎乗。直線で馬群に包まれ、何とかこじ開けようとしたが開かない。
ムーア騎手は内に入れてまた壁に阻まれると、すかさず外へ。鮮やかな手綱さばきで女王を操り、最後は１馬身半突き抜けた。
「私も興奮したよ」と石坂師に言わせたほどのすごいレースだった。
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