フィギュアスケートをドキドキしながらテレビ観戦していた、


私、フィギュアスケートを見るのが好きなの。自分は小学生の時にちょっぴり教室に通った経験があるくらいのド素人だけど、あんなにつるっつるの氷の上であれだけのピタピタうっすい衣装をつけて、飛んだり跳ねたりできるのが素晴らしいと思うの。
それにね、女子メイン的な部分があるから男子のスケーティングってダイジェスト版が多いけれど、外国人選手の若くて可愛らしい男子たちの華麗な演技も、30過ぎの女としては目の保養にしたいわけ。
きゃ!
すっごい可愛い!!
やだ!
お尻の形がセクシーよ?


と、若干競技からは外れた目線もあることは認める。でも、それも一つの楽しみよね?今のお気に入り君は、やっぱり今回のグランプリファイナルでも優勝した、世界王者のアメリカ人、ライサチェック選手。
手足の長い、長身の彼の優雅でダイナミックな演技は、ファンならずとも魅了されるはず。ただし、プロフィールを改めて見たら、
趣味 : ドライブ、ゴルフ、モデル
となってた。ちょっぴりナルシスト男の香りもしないでもないけれど、全て許すわ?それに、若干24歳ながら、31歳にしか見えないそのお顔立ちも、素敵だわ?
バンクーバーオリンピックでも応援しちゃうぞ?
あ、日本の織田選手ももちろん、応援するよ?
で、今日はフィギュアスケートの話をしたかったのではなく、何日か前にも触れた、
超マメなスーパー遊び人男
のことについて、思い出し笑いをしてしまったことがあるの。ほんと、気持ち悪いでしょ?昔の男の事で思い出し笑いをしている、私の図。想像すると、凍るよ?そこの辺り、フィギュア繋がり。
まだね、彼のマメさ加減に
ス・テ・キ

と、脳みそが汚染されていた頃、初めてのケンカをしたのね。彼の態度に私が怒ったというのが正確なのだけれど、とにかくある日の夜に電話で彼に対して
ふざけるな!
的発言をしたの。速攻で電話を切り、電源もオフ。
当分ヤツとは話はしない!
と決めて。それからしばらくして怒りの熱も収まり始めた頃、母が私の部屋に来た。
ねぇ、誰かが訪ねて来てるよ。
もうお風呂に入ろうかという時間。宅配便の受け付け時間もとっくに過ぎている時間に、一体誰が訪ねてきたのか?
ひまわりの種の名前言ってるの。
でも英語だから、お母さん何言ってるかわからない。
え…英語!?
そのスーパー遊び人男は、あいさつ程度の日本語しかわからないアメリカ人。我が家のドアホンを押したのはいいけれど、英語を話せない母親に対して、私の名前を言うのが精いっぱいだったらしい。
その頃の私は外国人男性と付き合うのが初めてではなかったため、家族も相手が日本人でないことに対してはあまり抵抗はない状態だった。しかし、もう結構遅い時間に突然訪ねてきた男には、もちろん驚いていた。
っていうか、
me too
みたいな?とにかく、私は外に出て見た。そうすると、電話でケンカしたその彼が我が家の玄関に立っていた。
な…何してるの!
なんでうちにいるの!!??
近所迷惑にならないように、彼を近くの駐車場まで引っ張り、問い詰める私。
突然訪ねたりして、ごめん。
ただ、怒らせてしまったから気になって…
そう言うと、停めていた車から彼が何かを取り出したの。それは、
お花
だった。必殺女子殺し。
きゃぁ~~~!!!!
やだ!!彼ってば、これを渡すためにわざわざこんな時間にうちへ来たの!!??
両手に抱えるくらいの量のお花。もう、女性なら目がキラキラうるうるになる瞬間でしょう?
で・も、
何かが違う…
と思った。そう、そのお花、なんと、
花瓶に入っていた
のよ。ええ、花瓶ごとプレゼントされたわ?
花束
ではなく、
そのまま玄関へ飾れる手軽さ的、花瓶に挿された花
という、生まれて初めての状況に、戸惑う私。
ええ!?か…花瓶ごと!?
お花を持って来てくれたのは、嬉しい。が、花瓶ごとってどうなんだろう?これは日本人的感覚からいったら、不思議すぎる。いや、アメリカ人的感覚でも普通ではないと思う。映画の中で花瓶でお花をプレゼントしているシーンなんて、見たことないし。それともアレ?合理主義なアメリカでは、けっこう見かける風景?
しかし、そんな花瓶渡しのお花でも、お花をくれたことには変わりはないわけで、しかも
私を怒らせたから、その償いに
ってところに、胸キュンしてしまった私。こう思わずにはいられなかったわ?
私、愛されてる!!!

すっごい大事にされてる!!!

彼ってば、超スウィート!!!

落ちたの、その時。完全にスイッチが入ってしまった感じ。それまでちょっぴり彼に対して半信半疑な気持ちがあった。でも、この瞬間、
目も心もハートでいっぱいな恋するオレ
になってた。
この恋、誰にも止められない!!
誰にも渡さない!!
誓ってた。誰にも頼まれてはいなかったけれど、とにかく自分に誓ってた。
しかし、これが超マメなスーパー遊び人であることが後々発覚するわけだけど、この時点ではそんなこと全くわかるはずもなく、むしろ、彼にどっぷりとハマっていく私がいたの。
ここまで読んだ女性陣は、きっとこう思うわ。
わかる!!!
私もこんなことされたら、胸キュン間違いなし!!
落ちる!!完全騙される!
って。でも安心して?20代まではこの手の小細工に騙されることもあるかもしれないけれど、30代の未だに独身という境遇に陥っている場合、
うわ~
うさんくせぇ
という感想に変わっていくの。
素直になりたくて…

そんな言葉が頭をよぎるけれど、素直になればなるほど
悲しい思い出
が増えそうで、怖い。
そんな、三十路独身女は、今日もけなげに生きています。
とにかく、プレゼントには、騙されないでね?特に、
花瓶付きの花
を持ってくる男は、要注意よ?あまりいないとは思うけど…
花瓶付きはそのまま飾れて便利だけどね?
応援よろしくお願いします!
人気ブログランキングへ にほんブログ村へ ←携帯からはこちら


