日本人は文明開化以降の西洋文化の流入から、西洋的な物に憧れを抱き、それを良しとする傾向にある民族で、


超強力外国人フィルター


を持っていると私は思う。外国人、西洋人というだけで、彼らの行いの大抵が4馬身リード状態に見えるフィルター。


お箸が上手に使える

日本語が話せる

日本文化に興味を示す


お箸を使って食事をしているだけで、「すご~い!」と言われ、

「アリガトウ」と一言日本語を話しただけで、「おお!」と言われ、

茶道や華道に興味があると話しただけで、「わぁ!」と言われる。


それまでハイハイしていた赤ちゃんが立ち上がっただけで喜ぶ親のような気持ちで、ちょっとしたことを大げさに驚いたり感心したりする。


極めている人がいたら、それはすごいと思う。例えば、茶道の師範を持っているとか、難しい専門用語も完璧に理解できる日本語力とか、日本料理のマナーを見事にこなすとか。日本人でさえも努力を必要とすることをこなしているならば、それは別格、感嘆に値するでしょう。

でも、外国人が「アリガトウ」を言っただけで驚いたり、ちょっとお箸を使っているだけで異常なほど興奮している日本人を見ると、疑問を感じる。

もちろん、外国語を話すこと、慣れない習慣の中で生活すること、異国の文化に興味を示すことというのは、皆が皆できることではなく、することでもないし、日本人として外国人が自分たちの国のことに興味を持ってくれるというのは素直にうれしい。けれども、何でもかんでも大げさに驚いたり褒めたりするのは理解しがたいと私は感じる。

しょうもないことでもとんでもなくすごいことに感じてしまう、そんなに感受性が豊かな民族だったの?日本人って。


外国人フィルターがあればどんなに大したことでなくても、全てが輝いてキラキラしたものに浄化されるってことかしら?



あいにく、私にはフィルターは無さそう

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