横山秀夫さんは
好きな作家さんですが、
中でも好きな一冊が
ドラマ化もされていたので
倉石検視官と言えば
内野聖陽さんをイメージされる方も
多いと思いますが、
「俺のとは違うな。」
と言いたいのは、まさにその配役
原作の倉石検視官は
槍のように痩せているのですが
かなりイメージが違いはしませんか
それを言うなら
湯川先生は福山さんみたいに
イケメンではないし、
加賀恭一郎は
阿部寛さんみたいに
愛想よくはないんじゃ…
という問題に波及しては困るので、
この話はこの辺で…
ところで、
本書は短編集なのですが
何というか…
今跳んだと思ったら
もう次の順番が回って来る
大縄跳びみたいに
次から次に謎解きが
用意されている
という印象があります。
一篇中、一つのヤマでは
終わらないので、
てんこ盛り感があるというか。
この倉石検視官、
上司にはタメ口、
私生活も乱れていて
一見困った人なのですが、
この一冊を読み終わるころには
信念に基づいた厳しい仕事ぶりと
振りかざさない優しさに
きっとファンになる方が
続出です
