「何か、面白い本なぁい?」
と人に聞かれたら、必ず
「プリズンホテル」
と答えていた時期がありました
私自身は、今でも本屋に
読みたい本がなければ、
たいてい本棚の
「プリズンホテル」か「蒼穹の昴」
もう何年もそうです
それほど思い入れがある本なので、
もうしばらく温存しておこうと
思っていたのですが、
最近、この本が話題にのぼったので
思い切ってご紹介
舞台は、ヤクザの親分が経営する
任侠団体専用ホテル
そこにやって来る
親分の甥である偏屈な作家や、
手違いでやってきた一般の宿泊客との
あれやこれやが描かれます
このご時世、
非常にマズイ設定だとは
思いますが
フィクションですので
ご容赦ください
古き良き時代の任侠、
という感じの親分はじめ、
ホテルのスタッフたちが
それはもう、すごくすごく魅力的
このホテル、
実在してたら絶対行くんだけどな~
ちなみに、
甥っ子の作家・木戸孝之介というのは、
売れなかった時代の
浅田次郎さんのペンネーム
なんだそうです
さて、ここで、
4冊も読むのはね~
と引いてるあなた
私のごく個人的な統計によると、
ほとんどの人が4冊全部
一気読みしていますから
大丈夫ですよ
この本が文庫化された時は
2ヶ月に一冊ずつ出版されたので、
身悶えしながら
次の出版を待ったものですが
一気読みできるあなたは
幸せ者です
セリフが秀逸ですので、
笑ったり泣いたり
存分に楽しんでくださいね
この本を読まれた方、よかったら
登場人物の中で、誰が一番好きか
教えてください
ごく個人的な統計の
参考にさせていただきます
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