オリンピックは無事に終わって良かった。ウクライナや中東情勢だけでも大変な事が次々起こっているのでパリでなにか起こるのではと怖かった。イスラエルはイランでハマスの最高指導者ハニヤ氏を殺害したし、7月にレバノンのヒズボラを攻撃した折、幹部を殺害している。また、イエメンのフーシ派がハマスとの連帯を示し、テルアビブを攻撃したとして、フーシ派の拠点の石油施設を空爆している。イスラエルは周り中を敵にしているのだ。おそらく、モサドが暗躍しているのだろうと思う。

 膝を痛めて、今、整体に行っている。そこの先生が私がフランスのことを知っていると聞いたのでと、政治談義を持ちかけて来られた。ヨーロッパの国々に同調して、ロシアをあまり刺激すると良くないと仰るのである。中国も北朝鮮も怖い国だし、何かあっても、アメリカは絶対助けに来ないから、隣国とは仲良くしないといけないと仰るのである。よく分かるし、隣国と仲良くしなければと言うのは、当然のことである。でも、間違ったことは間違ったことと言わないとそれは自分に返ってくる。領土的野心で他の国を侵略するのは良くない。今のロシアを見ると、何も言わなくても、北方四島は帰って来ないだろうし、ロシアが北海道を欲しいと思い、それが可能だと思えば侵略してくるだろう。中国の「核心的利益」も同様。中国の「武力行使も辞さない国益」は台湾も、尖閣諸島も同じである。ウクライナにおいて、領土的野心は許さないという日本の立場を見せておかないとまたヨーロッパの国々やアメリカにそれをアピールしておかないと、中国が「核心的利益」を口実に行動を起こせないよう世界の目を中国に向けさせておかないといけないのではないかと思う。