また本をもらった。1日で読み切ったと言うのだけれど、私は無理。人種や民族のルーツについての話から始まる。駿河台予備校と代々木ゼミナールの講師の対談形式で書かれているのだけれど、日本から韓国、中国、東南アジア、西洋、アラブなど世界中のルーツが取り上げられて盛りだくさんすぎて、読み飛ばせない。一つ読むごとにうーんと唸ってしまう。今の世界がどうしてこうなのかと人種の問題から解き起こす。日本人が韓国人とルーツを異にすることはわかる。韓ドラばかり見ていると微妙に顔が違う。百済が日本の準植民地で天智天皇が沽券に関わると出兵して負けたのが白村江の戦いだったというのは面白い。イラン人が他のアラブ諸国と違うのは、ペルシャが前身の国だというので知っているし、アーリア人を祖先に持つ国だ。ヒットラーがドイツ人をアーリア人としたのは間違っているらしい。

 元ジャーナリストでテレビを見ず、Youtubeばかり見ていて見つけた本を手に入れたらしい。何故という疑問には答えが出ることも多い。ただここに書かれた内容を思想的にどう位置づけるかはまた別の話。

 

追記 : 二人とも参政党の支持者で、微妙に彼らの主観的世界観が混在していて、読むにつれて、首を傾げる部分も増えてくる。参政党はまず女性差別の政党(女性は家事子育てで大変なのに、仕事をするなど過度の負担だと言う党員が居る。女性の社会参加を良く思わない男性の詭弁だと思う。女系天皇には反対。同性婚には反対など時流に合わない。)で、おかしな歴史観を持つ右派の政党だと思っている。