アメリカが終わったと思えば韓国とフランスで大統領選挙。サミットの顔ぶれも随分変わりそうである。

   フランスは予備選挙が終わって、五月に決選投票となる。シャンゼリゼのテロで警官が亡くなってル・ペン氏に有利に傾くかとも言われていたが、そうなりそうにない。共和党のフィヨン氏が落ちて、超党派候補マクロン氏と国民戦線のル・ペン氏が決戦投票に残った。勝利したような派手な祝いをしたのを、オランド大統領が戒めたのにマクロン氏は反発。今後もいろいろありそうだ。びっくりしたのが、官僚たちのル・ペン氏に対する反発だ。彼女が大統領になれば辞職すると表明した外交官がいる。普通、官僚は政治的な発言はしないものだ。

  何れにしても、ル・ペン氏が大統領になれば、議会の多数派を総理大臣に任命せざるを得ないし、やりにくくなるのは確かだろう。EUに反対、移民を受け入れないと、極端な政策を打ち出しているので反発は大きい。

  朝のニュースでメキシコ国境に築く壁の資金がどうなるかという話が出ていた。

何処の国も壁を築きたがる。日本も例外ではない。ネットで、日本会議に所属する主婦の話が出ていた。日本会議はもともと宗教から出た団体らしいが、右翼の団体で、戦後民主主義で育ってきた私にはとても胡散臭く映る。戦前回帰したがっている人たちの集団にしか見えない。ところがかなり政治的影響力を持っているらしいのだ。

   友人に教えられ、特殊な団体と思っていたのだが、普通の人たちが、何の疑問も持たずに関わっていくらしいのに驚いた。