青天の霹靂とはこのことでしょうか。
PET検査の2日後、外科B先生の初診日のことでした。
B先生からは消化器官内科から外科へ来た経緯を聞かれました。
お話すると、検査結果の画像を見せてくださり、言われました。
「この肺の部分をみてください。リンパ節に10箇所以上の転移が見られます。
また、組織の深い部分まで転移しています。これは、ステージ4です。手術はできません。メスを入れると全身に飛びますから。入院して抗がん剤治療を始めましょう」
「入院予定日は8月2日です」
おはようございます。
あけみんです。
「えっ!ステージ4?ステージ1のはずが、ステージ4。手術もできないとは…」
またもや、呆然となったまま、次の予定が入りました。
呼吸機能検査と心電図検査を受けることに。
その後、消化器官内科のA先生に報告と今日までの診断書をお願いしました。
それから、入院予約の手続きへ。
この病院では初めての入院にあたって、不安なこと、心配なことなど看護師さんが聞き取りしてくださいます。
思わず私は言ってしまいました。
「ステージ1ということでしたが、急にステージ4と診断されて、がんの疑いと診断されてから治療を受けるまでに一ヶ月もかかってしまいました。大丈夫なのでしょうか?」
私のコメントをパソコンに入力しながら看護師さんは言われたのです。
「いや~。このスピードはどこも早い対応で頑張ってますよ。早い方ですよ!」
この言葉を聞いて、はっとしました。
食欲不振から検査まで二ヶ月かかった。
これは本人の責任。
激やせした心配、食べられない心配、背中や腰が痛む心配。
そして、診断が悪い方へ一気に変わった心配。
何もかも遅すぎたのではないだろうか…という思いが押し寄せてきて言ったのでしたが、
「そうか。いずれの病院でも、いずれの科でも早く的確に治療を進めるためにベストの対応をしてもらえたんだ。今は正確に病状が分かったことに感謝するタイミングなんだ」
と気付けたのです。
看護師さんに目を覚ましてもらえました。
この聞き取りシステムと看護師さん先生方に感謝です。
あとは今自分にできることをしよう。
入院の準備をしなくては。
つづく