チュイルリー公園とオルセー美術館を結ぶ遊歩道
セーヌ河岸の遊歩道と上の道を行き来できるようになっている便利な橋
遊歩道から見ても、橋の上へのぼる階段からのアプローチも
とても美しく印象的な橋でした。
橋の上では「ゴールドの指輪あなたのですが?」と声をかけられる
有名な?たかり行為に遭遇
無言で立ち去りました。
なぜ、こんなにも分かりやすい犯罪が
街で横行するのかと疑問だったのですが
ヨーロッパ在住の友人いわく
国籍のないジプシーのような人たちは
警察がつかまえようがないのだとか。
日本では、あまり考えられませんが
移民受け入れと、陸続きの土地がらに所以するのでしょうか?
日本にいると、島国であることを意識しませんが
世界から見れば、大きなお堀があるようなものなのですね。
ちょっと微妙な写真ですが
これ、世界遺産です。
ベルギーとフランスの鐘楼群のひとつ
誰一人、観光客らしき人がいませんでした^^;
あまりに、普通の街の一角すぎて
え!?場所間違えたかな~と思ったけれど
きちんとユネスコの看板がかかっていました。
まー、確かに
他の街にある普通の鐘楼となんら変わりはないように思えます^^;
ルーブルランスのある駅からローカル電車で30分程度なので、立ち寄ってみました。
とても普通の街でした(笑)
日本にあるような、モダンなカフェで
自家焙煎の美味しいコーヒーを飲み
(フランスでは自家焙煎であったり、コーヒーの味にこだわっているという店が少ないのです。。)
プランタン銀座でウィンドーショッピング、カルフールで食材の買い物
など、観光というよりは普通に過ごしていました。
というのも、最終便の格安TGVを予約していたので。
よくやく、TGVの時間が迫り
駅に行ってみると、ローカル電車の案内のみで
TGVの案内が掲示板になっていない。
あれ?TGVは別の案内板!??
と思い、駅員に聞いてみると!
ストライキで電車はなくなった
今日中にパリに行く電車はない
なんと~!!
噂のストライキ、、、
最終便をストライキなんて、ひどすぎる・・・涙
ということで、22時近く。
駅にあるマックのwifiを何とか外からつなぎ
充電が切れそうなiphoneで必死にリールのホテルを探し
駅近53€のビジネスホテルを何とか確保出来たのでした><
ひどすぎるぞ~、フランス国鉄!!
私が思うに、ストライキは確信犯なのではと思っています。
割りに合わない仕事はやめてしおう!
それを経営陣も分かっていて、了承している、みたいな。。。
その最終便は、とっても安かったんです。
恐らく、乗客がとても少なかったから
じゃあ、なしにしちゃおう!ってな感じで。
ヨーロッパ旅行の際には、気をつけてください。
予定の詰まっている旅行だったならば、大変なことになっていました。
それ以来、駅では帰りの便を確認することにしました><
ルーブル・ランスへ行きました。
2012年12月にオープンした、ルーブル美術館の分館です。
日本人建築ユニットSANAAさんの設計
コンペの最終決戦で、今話題の!?ザハさんを破った設計案。
とてもやさしい建築物だと思いました。
環境・自然との調和を意識した建築物というのは一目瞭然。
ある意味、とてもシンプルで素朴とも見えます。
Lensは、冴えない地方都市という感じで
恐らく、過疎化が進んでいるのでは!?
美術館だけがシンボルというか
観光客を呼ぶすべ、という感じの街でした。
そんな街に、この建築物が選ばれたのはすごいな~と思いました。
フランス人が、このシンプルで、一見特徴もインパクトもない建築物を
美術館だけが街おこしになるであろう冴えない素朴な街に
この建築物が選ばれたこと。
私の勝手な感想ですが
これから、人間が地球と調和して生きていかなければならない時代に
選ばれるべき建築物を、選ぶ覚悟のようなものを感じました。
それはやはりすごいことで、時代がそのように向かっているのか
そのようになっていくよう、流れをつくっているのか!?
私から見れば、日本の美学
という感じの建物でした。
装飾文化にある一般のフランス人(特に年配層)には
全く魅力は感じないのでは!?
かつ、街のシンボルとなるべく建物が
こんなにインパクトもなく、ある意味地味。
ですが、人間がこれから向かうべき方向を
示唆する作品となり、潮流となっていくことを願いたいです。
ケ・ブランリー美術館といえば、パトリック・ブランさんの垂直庭園が有名でしょうか!?
最近、ボタニカルをテーマにした雑誌などを良く見ますが
垂直庭園の先駆け!?のような感じで紹介されていることが多いような!??
大きな通り沿いにあるのですが
さりげない感じだけれど、目を引きつつ、街に溶け込んでいました。
でも、垂直庭園は美術館のほんの一部の壁で
ジャン・ヌーヴェルの建築がほとんどです。
建物の入口までのアプローチがすんなりとはいかない!?ので(案内板を読めなかったからかもですが^^;)
庭園めぐりのような、美術館の一部が壁をくぐったところから始まっているような
そんな気分になりました。
私にとっては、飾られている美術品というよりは
展示方法やスペースの作り方が印象的で
どんな作品が出てくるのかな~というわくわく感を醸成する
作品を興味深く見られるよう、引きつける仕掛けというか
色使いやライティングなど、普通の白壁の美術館とは全く異なっていました。
ガーデンにあるカフェもステキで
エッフェル塔を眺めながら
緑の中で過ごせます。
写真はセーヌ河岸
お天気の良い日にお散歩には最適でした♪
ワイン教室のお話を少し。
2回しか通えなかったのですが
とても面白かったので♪
内容は面白く、勉強になったのですが
なぜか、実際ワインを飲む時には殆ど忘れています^^;
テキストを見ると、あーそうだった!
と思い出すのですが。。。
この日は「ボジョレ、熟成するガメ種」がテーマでした。
ガメ種についていろいろお話をして下さったのですが
印象に残ったところだけ!
ワインは「大地の特徴そのもの」
ということです。
土壌(sol)は主に砂・粘土・カルシウムからなっていて
砂が多いと、さらさら・さっぱりの味 まさにボジョレ
粘土が多いと、おもい感じ
カルシウムが多いとホウマンで甘くまったり ブルゴーニュの土
水はけのよい土地とガメ種がうまく融合していいワインが生まれる
なので例えば、ブルゴーニュの土で良いガメ種が生まれることは難しい
ということです。
そして、もうひとつ
テロワールの話
フランスはテロワールが素晴らしい
とよく表現されるけれど、それは
もともとあったものだけではなく、人が作り受け継いできたものも含めてのこと
ということを、強調されていました。
ただ、そこにあったものではなく
大事に土壌を育ててきた、その歴史も含まれている
気候・土地・受け継がれる樽・人がつくってきたもの
全てを含めてテロワールがあり、良いワインができると。
この話を聞いて、人間も一緒だなぁ~とつくづく感じたのを思い出します。
自分の得意とすることがあって、それにふさわしい土壌でこそ良く育つ
すなわち、自分という個があって
環境や仕事などいろんな選択肢がある中で
自分の得意なことを理解し、自分にふさわしい場所・過ごしやすい場所・成長できる場所をきちんと見極めること
それは、皆同じではなく、それぞれに合う・良いものが違うということ。
だから、自分に合わない・苦手なことをしようとしても
良いものを生み出すことは難しい。
でも、ただそのままではなく
自分で自分を大切に育てていくこと
まさにテロワール
人間もぶどうの木と同じ
自然の一部ですから
その土地や環境の影響を大いに受け、育まれる
ということでもありますよね。
なので、住む土地を変えるだけで
その人のエネルギーが変わっていく
というのも納得です。
なんだかまとまったのか何なのか、よく分かりませんが^^;
そんなことを感じました♪