初めての手術
自分の熱傷の程度を、まったく分かつていなかった私ですが、
左肩、左腕、脇、ウエスト部分、背中と
結構な範囲で焼けていました。
どんなものも炎を浴びれば当然焼けてしまうわけで、
人間だけ焼けないという事はないのですが・・。
自分の身体が焼けているのを見たとき、
不思議な気がしました
熱くも痛くもなかったのです。
重症だと痛みを感じないそうです
でも後で火傷の痛みや熱さがやってきました
なるほど熱で、出来た傷なんだなぁと、
火の恐ろしさをひしひしと感じました
でも適切な手術を無事に受けることが出来て、
本当にありがたかったです
先生から主人が聞いた話では、予定よりも時間が
かかったそうで・・先生は疲れた顔をしてみえたと言っていました。
それは猛暑の中を、先生方は手術を受けてる
私の身体が冷えないよう、
冷房をつけないようにして下さっていたという事を、
後程先生より伺いました・・
何てこと
ただじっとしているだけでも暑くて辛いのに・・。
絶句でした。
そしてそして、麻酔ってすごいです
あっという間に意識がなくなり、気が付いた時には
何の痛みや恐怖を感じることもなく、手術が終わっているのです。
有吉佐和子さんの「華岡青洲の妻」という本を読んだことが
あるのですが、全身麻酔による手術を成功させた
外科医華岡青洲は、通仙散を完成したのですが、
母親と妻の人体実験によるものでした・・
その結果妻の失明という不幸が起きました
その母親と妻との確執みたいなものも、有吉佐和子さんは
巧妙に書いてみえます・・。
もし麻酔がなかったら・・ひえ~っ
腿からの皮膚移植は、それはそれは
女としては・・。
ではこの続きはまた
ありがとうございました。