日曜5時からの待ち合わせ | 水色の恋模様

水色の恋模様

水色界隈が好きです。
きれいな表現を心がけて書いている恋日記です

そして午後5時すぎ、〇〇駅前で凪くんと待ち合わせ。

どこに行くのかは決まってない。

 

凪くんが先に来てて、またこのまえの水筒を持ってた。

「あ、コーヒー」

持ってきてくれたんだってわかった。

私、何も持ってこなかった、手ぶらで来ちゃった。

ごめんって心の中で思っていたら、凪くんがスマホを私に見せてきて、

 

「夜桜、見に行かない?」って言うの。

 

その画面にはライトアップされた夜桜の写真と「さくらまつり」の文字が!

「すごい!きれい!行きたい!」

即答したら凪くんに笑われたけど、私たちはその公園へと向かった。

 

屋台とか出てたし、軽く食べられそうなものをふたりで選んで買って歩いたよ。

 

夜の公園なんて滅多に来ないし、こんなふうなイベントも無縁な日々だったから超ハイテンションな私。

相変わらず凪くんはおとなしい。

 

すれ違った人が、まだ満開じゃないなぁって言ってたけど、ライトアップされてるから良くわからない。

桜の開花状況は良くわからないけど、ライトアップされてキレイだからいいのよね。

 

人は多かったよ。

だから迷子にならないように気を付けて歩いたけど、途中で凪くんを見失った!

「凪くん!どこ!!」

見ると凪くんはひとごみから離れたところに立ってた。

 

わーもう、勝手に離れないでよ~と言ったら

「ちょっと人に酔ってしまって…」

凪くん人が苦手なのに、私を喜ばせようとして連れてきてくれたのかも。

 

悪かったなって思って、凪くんと人混みを離れ、少し静かそうな場所に行った。

 

「あ、ここからでも桜きれいに見えるね」

って言って凪くんを見たら

凪くんは真面目な顔でじっと見てる。

ん? なに? と思いつつ私も凪くんをじっと見つめた。

そしたら凪くんが

「あ、うんきれいに見えるね」

ハッとした顔になって、そう答えてくれた。

 

屋台で買ったアメリカンドックとか食べて、凪くんの持ってきてくれたコーヒーを飲んで、和むなぁこんなのいいなぁってうっとりしていたら、凪くんが言った。

「コーヒー、あの、おいしいって言ってくれてありがと」

嬉しかったって言ってくれた。

 

 

それから凪くんは、コーヒーへのこだわりを話し出したんだよ。

長かったのでここでは省略するけど、あるカフェで美味しいコーヒーに出会って、自分でも研究したいらしいよ。

簡単なカフェメニューも研究してるらしいし、

「いいなぁ、いつか食べてみたい」

と自然に口から出てしまったんだけど

「え、いいの? 食べてくれる?」

凪くんがめちゃ喜んでくれた。

 

そして今度そのカフェに一緒に行こうって約束できた。

 

 

前回は酔っ払いだったので記憶が曖昧だけど、うちまで送ってもらったんだよね。

そしてその日も、凪くんは送ってくよって言ってくれた。

 

歩いてるとき、

「まだちょっと寒いね、冷えるね」

手が冷たいと言ったら、凪くんが手をつないでくれた。

 

うわぁぁぁぁぁ!!!

びっくりしたけど、なにこれ!

手をつながれて、どきどきしちゃう。

 

つきあってるみたーーーい!

寒かったはずなんだけど、体がじんわり熱くなってきちゃった。

 

どきどきして、あんまり話せない。

凪くんも黙ってる。

お互い無言だったけど、別に気まずいわけじゃないと思う。

 

そうしてるうち、私のうちに着いた。

なんとなく手をつないだまま、見つめあってしまう。

じっと見てたら、今にもキスしてくれそうな雰囲気だったのに、凪くんはふっと目をそらした。

と同時につないでた手を離した。

 

「じゃまた、えと、カフェは週末にでも行こっか」

と凪くん。


またLINEするねって言って凪くんは帰っていった。

私はバイバイって手を振って見送った。


さっきから、なんか言いたそうだったのに、結局なんだったのかわからないまま、凪くんは帰っちゃった。

 

そして、ドアの鍵を開けようとしたそのときにね、なんとね、みーくんが「おかえり」って。

こっち見て立ってたからもう、びっくりしたのなんのって…。


ストーカーみたい(¯―¯٥)