ヴェルヴェットアンダーグランドといえばやっぱりニコでしょう。デビューアルバムで数曲歌った彼女ですが、やっぱり首になってしまいます。というかとどまる気もなかったでしょう。そんな彼女が出した1968年のデビュー作のチェルシーガール。タイトル曲があまりに有名ですが、ほかの曲も優れているのです。
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はっきり言って歌は下手。雰囲気勝負ですが、その雰囲気が極上なのです。年齢的にはヴェルヴェットのメンバーよりもお姉さん。明らかに大人の女性ってムードを醸し出しています。その虜になったように、ジョン・ケイル、ルー・リード、スターリング・モリソンのヴェルヴェット組が素敵な曲を書き、若きジャクソン・ブラウンの優れた曲や、ディランのI'LL KEEP IT WITH MINE(この曲のフェアポート・コンヴェンションのヴァージョンも最高)やティム・ハーディンの曲も入っています。
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アレンジもとても素晴らしくけだるいフォークサウンドであったり、ジャズっぽい曲も入っています。聞いているとなぜかニック・ドレイクを思い出しました。個人的に一番好きなのはタイトル曲ではなく、ケイル色がよく出てヴィオラが印象的なちょっとアヴァンギャルドなIT WAS A PLEASURE THENです。
 やっぱり名作でしょう。ニコの放つ存在感に、素晴らしい曲とアレンジ、時代の音でありながら、永遠の音であり得る・・・。