新しいチャレンジ 「ハク」でありながら「レイ」でもあるの① | タイの「思い出」を「花に込めて」残したいあなたへ

タイの「思い出」を「花に込めて」残したいあなたへ

元五つ星ホテルのフラワーデザイナーが、上質なアートフラワーで作る
モダン&アジアンスタイルのフラワーギフト
Atelier Lotus Leaf







先日、いただいていたオーダーメイドの品を

無事に納品することが出来ました。

納品するまでにかかった時間は丸2か月。

私にとっても新しい挑戦の作品。

久しぶりに生み出すことの苦しさも味わい、

同時にとてもやりがいのある仕事でした。




フラダンスの先生からオーダーいただいたのは花冠。

ハワイ語では「ハク」と言います。

「ハク」だけを作るなら難しくはないのですが、

この「ハク」を、花のネックレス「レイ」

としても使えるように出来ないかな


というご相談をいただきました。









「ハク」と「レイ」。

丸い形は似ていても、頭にピッタリ

添わせる「ハク」と首にかける「レイ」では

形状が全く異なります。当然作り方も違うので、

2つの役割のものをひとつにするのは

かなり難しいことです。




「ハク」の場合は外側に花、内側は布。

なので「ハク」を首にかけたて「レイ」にする場合、

どうしても内側の布が見えてしまう。

その見えてしまう布をどうするかが課題でした。




さらにダンスに使うのですから、

丈夫でしっかりと頭に固定できる作りであること、

肌への付け心地もよくて、そして出来るだけ

コストを抑えることも必要条件でした。




先生からお借りしたサンプルのハクを使って、

鏡の前で色々と試してみたり、

ネットでも画像や作り方を検索しましたが、

「ハク」と「レイ」兼用は見つからず、

ヒントになりそうなものもありません。




「うーん。どうしようかな」



今までにないものを生み出すことは

いつでも苦しいものです。

でも諦めたくないない。

必ずいい方法を見つけられるはず!

と思っていたある日、

目に留まった娘のヘアクリップ。



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この小さなヘアクリップが

課題を解決してくれました。

長くなったのでつづく♡