本当に有難いことに
私は、物心がついた時にはバイオリンを習っていました。

(私が習いたいと言い出したらしいです)


幼稚園時代に毎日、母が根気よく練習に付き合ってくれたお陰で、弾ける曲はどんどん増えていきました。


でも小学生の頃、バイオリンを習う環境を提供してくれる親に感謝していたか、と言うと
そうでもありません。
お友達が「あーそーぼ」と誘いに来ても、練習が終わっていなければ外出出来ません。早くその日の練習(ノルマ)を終えて、お友達と遊びたい!という一心で練習をしていました。

中学生、高校生の頃も、上達したいという思いはあるものの、親への感謝とまではっきりとした感情は発生していませんでした…(どこまで親不孝なのだ…😱)

いつ、親への感謝をはっきりと自覚したかと言えば
子どもを産んで、実際に子どもたちの練習相手をするようになってからです。
大して上手くはありませんが、漠然と “自分の特技”と思っていたものは
親への大きな感謝に変わりました。




我が子の場合は

練習の時に、私が子どもたちに
「先生に教えていただいた持ち方はそうではないよ」
「こうやって弾いてごらん」と、注意すると露骨に嫌な顔をされたり反抗されます…

楽しく自由に弾かせてやりたいのは山々。
でも、自己流に弾いていては絶対上達しませんので、私も譲りません。
毎日バトルです。忍耐です。
子どもはエネルギーの塊ですから、私も凄いエネルギーが必要です。




最近、13歳の娘が言いました。私と8歳の息子の練習風景を横で見ていて
「ママが楽器を弾けて、色々注意してくれることがありがたいと思える様になった。」

…つまり、私がバイオリンを弾けることは娘にとってありがたくないことだったんですね笑
突っ込まれ、注意されまくりますから…


私や先生が上達の近道を教えても、娘にとってはそうは受け取れず、中断されて弾きにくいやり方を勧めてくる、という感覚だったのでしょう。


でも、今年になって親や先生の言葉をほんの少し素直に聞けるようになり、演奏も上達したと自覚しているようです。



変わって
8歳の息子は、まだ全力で反抗してきます。


「ふん!ママなんて弾けないくせに!」
「練習終われない、なんて、じゃあ一生弾くんだね!」と、屁理屈のてんこ盛り!

小学2年ではまだまだ…感謝の気持ちなんて生まれないのかな…と思います。

少なくとも、娘は私が中学生の時よりは偉いです。😊ちゃんと感謝の念を持っているのですから。




結論!
いま、子どもにヘソを曲げられても、将来的に感謝されれば良い!

(バトルが聞こえ漏れているご近所の皆さまにはご迷惑をおかけして申し訳ありません。😅)