ゴキブリおじさんとか | 博士号取得大作戦! -presented by Mika-

ゴキブリおじさんとか

先日、ゴキブリおじさんに遭遇した。



久々に、高校の時の女友達グループと再会し、

飲んで食って、いい気分で帰ろうとした時のこと。


別れが惜しくて、駅の改札前で

5人でぐずぐずとたむろっていたら、

突如、私の背後に知らないおじさんが現れた。


私も酔っぱらっていたので

具体的なシチュエーションは定かではないが、

そのおじさんは、突然、ゴキブリの話をもちかけてきた。

「なぁ、ゴキブリの唐揚げ、喰ったことあるかい?」



無いよ!あるわけないでしょ!

心の中でそう叫びながらも表面上は平静を保ちつつ、

私は、そのおじさんに

「そんなん食べたことないよ、

あっちの人に聞いてみたらどう?」

と提案し、適当な方向を指差した。

おじさんは、案外素直に、あっちの方へ行った。

(こういう人は、案外素直なのだ)



このおじさんは、たぶん

ヘンなおじさんに分類されるんだろうと思う。

私はなぜか、生まれながらにして

ヘンなおじさんに遭遇する確率がとても高く、

ある意味慣れきっているので、

特に動じもせず、

いつものごとく、おじさんを軽くあしらったのだが、

他の4人は、ゴキブリおじさんに対して

相当びっくりしたようだった。



「今のおじさん、何?なんだったの?」

「あんなヘンな人、見たことないよ」

「未果がいたから、寄ってきたのかもね」

「そうだよ、未果に引き寄せられて来たんだよ、間違いない」


やはり、私のせいですか(涙



なぜだ。

私は、ジーンズにTシャツ、スニーカーという

ごく普通の格好をして、

普通に立って話をしていただけなのに。

なぜ、私のところには、ヘンなおやじが寄ってくるのだろう。



おやじだけではない。

その日は、妙な女の人にも遭遇した。



飲み会の二次会として入ったバーで

トイレに入ったら、

トイレのドアを、やたらドンドンと叩く人がいた。


そのトイレはわりと広くて、

座って用を足していると、ドアに手が届かないつくりだった。

ちょうど用を足していた私は、ドアをドンドンと叩く人に対して、

「すいませーん、もうちょっと待ってくださいね~」

と、声をかけた。


それでもなお、ドアはドンドンと鳴らされるので、

とりあえず超特急で用をすまし、

手を急いで洗い、ドアを開けた。

そこには普通の女の人がいた。

その女性は、私に

「あなたがもし男の人だったら、私、あなたに惚れてたと思う」

と言い残し、トイレに入っていった。



なぜ、一度顔を合わせただけで

いきなり惚れられそうになったのか定かではないが、

その後、私が自分の席に戻ったら、

その女性もトイレから出てきて、私の元に近寄り、

なぜか手を嬉しそうに差し出してきたので、

私も手を差し出し、「よかったよかった」と握手をかわした。

なにが良かったのかさっぱり分からないが、

とにかくそんな感じで握手をかわした。


お互いにたぶん酔っぱらいでどうしようもないので、

そういう時のそういうハプニングには

いつも目をつぶることにしているのだが、

同席していた高校の友達らには、激しくつっこまれた。


「今の人、何?」



「トイレでドアをこれこれこうするから私はこれこれこう答えて、

なぜかこう言われて、それでこうなった」

と答えたが、あまり理解してはもらえなかったようだった。



ついでになぜか、その次にトイレから出てきた若い男の人も、

通りすがりに私の近くに寄ってきて、

なぜか「◎△■※※??」(覚えていない)のような

謎の言葉を発してきたので、

適当に相手をして、おさらばしたのだが、

これもまた、同席の彼女らには不思議に思われたようだった。



まぁ、自分でもまぁまぁ不思議だなぁと

多少は思う経験ではあったので、

彼女らの「今のはいったい???」と

思う気持ちも分からなくはないけど、

この程度のことにいちいち動じていたら、

私は、私という人間の人生を生きていられない。



とはいえ、
「久々に会ったけど、やっぱり、

あんたの人生、ネタだらけだね」

と、飲みながら口走った10年来の友よ。

あんたの感覚は正しいよ。

慣れってのは怖いね。