昨日
昨日、突然思い出した。
たくさんの人が、私を評価してくれていたことを、思い出した。
「いつか困ったときはうちにおいで」と言ってくれた、北海道の教授。
「佐藤さんっていう女性がいてね、すごいんだよ、君たちもがんばれ」と、今指導している学生に言っていた、元同じ研究室のポスドクの男性。
「うちの職員になる気はない?」と、二度も言ってくれた、派遣先3の係長。
そして今年の春、私と同じ運命を辿って博士課程に入った、
私と同じくらい馬鹿な奴との会話を思い出した。
「小学校の時の同級生の中で、俺ははっきりいってぶっちぎりのトップだった。日本にいる人口構成を一番反映してるのは、小学校の同級生だよな。だったら、ぜんぜん負ける気がしない。そう思わないか?」
「そうかもしれない、そうだね、負ける気はぜんぜんしないね」
そうかもしれない、私の武器は結局、この論理力だけなんだ。
世の中を渡って行くには他にも色々な技術が必要だけど、一つ誰にも負けない武器があれば、それで切り開いていけるんじゃないだろうか。
大学の時の友達に、
「なんでそんなに自分はダメだと思うわけ?客観的に見たらすごいことやってんじゃないの」
と言われ、
何度すごいと言われても、自分では全然すごいと思わないので、それでだよなぁ、とほんのり思ったことを思い出した。
あれから数年経って、やっとその言葉が体に染みこんできた気がする。
誰かが私を評価してくれている声が、やっと意味を持って聞こえるようになってきた。
もう一度だけ、頑張れるかもしれない。