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結構前から、食道に何か、つっかえる感じがあったので、2週間前に病院に行ったところ、とりあえず胃カメラを飲んだ方がいいと言われたのだ。
胃カメラか。
確か「北の国から」で、ゴローさんが苦しんでたよなぁ。痛いの嫌だし、やめようかなぁ。
「苦しいんですよね?」と聞いたら「最近のは、全然、楽ですよ!」と明るく言われた。
あっ、そうなの?じゃ、まぁ、一度やってみようかな。
しかし、今日、検査医の先生が最初に言った一言。
「初めに一応言っておきますが、胃カメラは、苦しいです」。
お~い!いきなり、話しが違う!
そもそも、前日の9時から、食事はダメ。今朝は、3時間前から水もダメ。
3時間前って言ったって、検査は9時からだから、飲むなら、6時まで。
起きれるか!
寝たの2時なんだよ!
で、結局、何も飲まずに病院へ。
↑これ、地獄の扉。
検査室では、すでに検査中らしく、時折、「おえっ~!」とか、ゲップの音が聞こえる。この段階で、不安は、いっぱい。
帰るか?
しばらくして、顔色の悪いおっさんが、ボサボサ頭と涙目で出てきた。
マジか!
だから俺は、聞いたんだ!何だ!このおっさんのボロボロ加減は?先生、楽だって言ったよな!
不安はピーク&マックス。しかし、名前を呼ばれてしまった。仕方なく検査室へ。
で、いきなり、さっきの一言。
騙された!
しかし、今さら帰るとも言えない。子供じゃないんだから。もうすぐ42歳だし・・。
♪大人だって、恐いぜ~ 大人だって逃げるぜ~♪
頭の中で、自分の作った歌が・・。
逃げるか?
逃げちゃダメだ!
エウ゛ァンゲリオンだったっけか・・。
そんな脳内混乱など、知ったこっちゃない看護婦さんは、淡々と作業を進める。
まず、胃の中を見えやすくする液体を飲み、肩に筋肉注射(点滴大好きBOYSでも、ちょい痛い)、その後、麻酔として、くそ不味いゼリー状の液体を飲む。
その時、先生が手にしているのが、先がレインボー(まるで野音のミスターのドラムセットみたい)に光った管。
まさか、カメラってこれか?
それは、最近、CMでやっているような、糸コンニャクみたいなカメラではなく、アスパラみたいな極太かつ、男らしい管。
こんなもん入れるの!そのまま?アスパラだって、噛んで食べるのに?
などと、言えるはずもなく、淡々とマウスピースをはめられ、喉にアスパラをズボッ。
「最初が一番、痛いですからね~。最初越えたらもう楽ですから。あっ、そうそう、上手いですよ~。いいですね~。」
どんなにおだてられても、痛いもんは痛い。
その後、胃に空気を入れながら、アスパラを奥に入れていく。
しかし、ゴローさんのような、嗚咽は一度もなく、ひたすらゲップだけが、室内に響いた。
ちょっと、恥ずかしい・・。年頃だし。
そう言えば、去年、腸の内視鏡検査の時は、ひたすら、おならばっかりが出て、めちゃくちゃ恥ずかしかった。
あれに比べたら、楽だし、まぁ、いっか。やっぱり入り口と出口の違いかな。
ん?待てよ!
今日、先生の他に助手の看護婦さんが、2人いるが、一人は、40代の女性。
もう一人が、マスクをしていて、よく見えないが、どう見ても20代。
何か、どっかで見た事のある目なんだよなぁ~。
あっ~!
腸の内視鏡の時に助手をやっていた人!
去年、俺の尻の穴と腸内を見て、おならを聞いて、今度は、ゲップと胃の中まで見た女・・。
わお!
恥ずかしい・・。
でも、ちょっと嬉しい・・。
まぁ、そんな事はいいや。
その後、苦しんだり、照れたりしながら、検査は無事に終わった。
先生から「非常に上手ですよ~。若い人ほど、力が入って、嗚咽する人が多いんですけど、一回もなかったですし、とても初めてとは思えませんよ」と誉められた。
ちょっと嬉しかった。
で、検査の結果だが、逆流性食道炎という、全く大した事はないものでした。
めでたしめでたし。