5月10日の日本経済新聞に興味深い記事を見つけました。
宅急便のヤマト運輸が開始したサービスが紹介されていました。
それは、インターネット通販で消費者が返品した商品を企業から買い取るサービスです。
ヤマト運輸は買い取った返品商品を中古商品として直営店舗で販売するそうです。
背景には、もともとヤマト運輸は引越し時にでる不要商品を査定、買取するサービスを実施しており、そのノウハウを活かすそうです。
記事によるとネット通販の拡大により1990年代と比較し取り扱い量は倍増したが、その分、色やサイズが合わないとして返品も増えているそうです。
通販業者は、返品の送料負担や在庫を抱えるリスクが増えており、ヤマト運輸は事業家できると判断したそうです。
この記事を読んで非常に自然な発想で、スムースな事業化が行われているような印象を受けました。
それは、お客様の困ったを事業化しているからだと思います。
ネット通販の急増という新しいトレンドの中、そのトレンドの増加によって生じるニーズ=お客様の困った、を解決し、また、従来であれば、不良在庫になった可能性のある商品を、安価に消費者に販売する(=喜ばれる)という構図だと思います。
このアプローチはお花屋さんにも適用できる可能性が多いと思います。
たとえば、身近で見かける風景、陶器鉢が山積みになった方も結構いらっしゃると思います。
こんな鉢を引き取り、安価に販売する、などなど・・・
あるお客様の困った、を、お花屋さんが介在することで、他のお客様の喜びに変える・・・
こんなことができたら、すばらしいですね!