ネット通販でのシニア・マーケットについて、五月二十二日の日本経済新聞の朝刊に掲載されていました。
内容としては、シニアのインターネット通販の利用が活発になってきた、一般に深夜が注文のピークだが、60歳代では午前11時が注文のピークである、まだ利用者は少ないが購入額は高めである、と言うような内容です。
このような消費動向に、ネット通販会社は特設コーナーを開くなど、集客に工夫している状況も伝えています。
楽天では、60代の買い物が多いのは午前10時から正午までで、二時間ごとの利用状況では、約15%がこの時間に集中し、他の年代の1.5倍の水準だそうです。
シニア需要を取り込むために、食品や趣味など分野別に特設コーナーを設けているそうです。
ヤフーでは、午前8時から正午に買い物した60歳代以上の割合は約22%と平均を7ポイント上回っているそうです。シニアの注文は、前年比1.4倍に伸びているそうです。
売れ筋商品はペットや園芸用品だそうです。
ペット用品販売店では、画面の文字を大きくしたり、タイムセールを実施しているそうです。
この記事を読み、シニアはパソコンやネットは苦手だから…と僕は思っていましたが、いよいよシニア層もネット通販で存在感を示し初めたか、と感じました。
また、いつでも、どこでもアクセスできるのがネットの意義だと思っていましたが、ネット通販でもタイムセールを行う、と言うのも、ちょっと驚きでした。
皆さんは、この記事を読んで、いかが感じられましたか?
以前のブログで記載しましたが、シニア需要の取込は、今後、お花屋さんにとって大きな課題になると思います。
シニアの方がネットで購入する理由を推測してみました。
・時間を掛けてじっくり選びたい。
⇒ 色々な店舗を見て回るのが困難。
・暇な時間に手軽に買い物したい。
⇒ 買い物に行くと時間がかかる。
・重たい商品を届けてもらえる。
⇒ 重たい荷物を購入し持ち帰るのは負担。
・ 安く販売される商品がある。
⇒ 小分け商品は割高感がある、割安感のあるものは大量販売が多い(だからお届けのネット通販利用)。
この他にも、パソコンの勉強を兼ねてショッピングしている、など、色々な理由が考えられると思います。
このようなことをヒントに、お花屋さんビジネスでシニア需要の取込を行う施策を検討してみると面白いと思います。
もちろん、ネットでシニア向け商品を販売するのも一つの方法だと思いますが、以前もブログに記載しましたが、お届けサービスを実施するとか、出張販売を行うなどの方法も考えられると思います。
僕にとっては、やはりシニア層需要の取り込みが、今後、非常に大切になると思えてなりません。
~宜しかっかかたらクリックして見てください~