お花屋さん入門を読んで | 花屋さんになりたい!〜異業種からのフラワービジネス研究(勝手な分析と考察)

花屋さんになりたい!〜異業種からのフラワービジネス研究(勝手な分析と考察)

近い将来、花屋さんを開業したいと考えてます。
自分なりに花屋さんの業界動向を把握し、業界とマーケットを分析し、しっかり利益が確保でき、事業を継続できる仕組みを検討することを目的に、日々、考えていることを書き綴りたいと思います。

お花屋さん入門のような本を購入しました。

色々と業界の事やお花屋さんの業務内容などについて、理解が進みました。


その中で、色々なお花屋さんの紹介があり、特に、各店舗の特徴、工夫、などが記載されている部分を興味深く読みました。

このような書籍に紹介されるお花屋さんは、成功事例だと思って読んでいました。

店内の画像やレイアウト図、特徴などを紹介してあり、興味深いのですが、僕のもう一つの関心ことである経営データも若干ですが、紹介されていました。


<ケース自営>

従業員3名、一日の売上5万円、キーパーやエアコンの借入金返済 月額8万円。

この書籍によると、3万円のウェディングブーケの材料費は7,900円と書いてありますので、売上に占める材料費比率を25%程度として考えます。


月25日営業して売上125万円/月。

材料費は25%ですので、約30万円。

家賃20万円(一般的な事例として紹介されていた金額は15万円。このケースの場合は都内一等地なので、この倍程度と思いますが、僕が勝手に推測しました)。

人件費22万円(一般的な事例として紹介され散る人件費)


以上から粗利は95万円。

家賃20万円、人件費22万円×2名=44万円、おそらく経費(光熱費、車代など)3万円、そして返済金8万円として・・・20万円しか手元に残りません。

この中から自分のお給料を確保しなければなりません。


このような事例が紹介されること自体が、ちょっと疑問を感じます。


確かに、非常にお洒落なお店だと感じましたし、ご本人も満足感を感じてお仕事に取り組まれている様子がよく分かりましたので、それはそれで良いと思います。


しかし、仕事として検討している人向けの書籍であり、お花屋さんを目指す人を応援する書籍と思います。


そのような書籍で、以上のような分析が出来てしまう事例が紹介されるのは・・・


寂しい事と思ってしまいます。


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