ぐちゃぐちゃに、とろとろにされて、夫の腕の中で幸せな気持ちで、いつのまにか寝落ちした私。

朝まで熟睡で、幸せな気持ちのまま、さわやかな朝を迎えました。
昨夜の疲労感が適度に残って、幸せを噛み締めていたその時。

「起きた?」

すでに目が覚めていた夫に、ぎゅうっと抱きしめられて。
チュッとキスをして。
優しく笑う夫と目があって。

そしたら…    


「ケイン持っておいで。」


………はい?

………………ん??


え? なに?  なに??
今の、なに?

そら耳? 聞き間違え? 幻聴? …なに?


夫はニコニコと笑っています。
あぁ、やっぱり、空耳だな。うん。
そうだ。そうに違いない。

「ケイン。持っておいで。」

いやーーーーーん。
なに? バカなの? こいつ、バカなの?
バカ! バカ! バカ!!
クソ! 死ね! 1回死ね!!
(ごめんなさい。言いすぎました。)



人が幸せ噛みしめてる時に…  この男は… ムキー

「あれ?寝ぼけてる? ケインだよ。ケイン。」

ふざけんなーーーー!!
寝ぼけてるのは、どっちだ!!!

呆然としている私に、チュッチュッとキスをしながら、彼の手が私の下腹部に…照れ

やだ。もう。それ、ズルい…。ズルいよ。
気持ちいいところを刺激され、ぴくんと反応しちゃう私の素直なカラダ…口笛

「ケイン持っておいで。な?」





ってことで、素直な私はケイン君を取りに行くのでした…。