花詠み
三奈です
本日もご訪問いただきありがとうございます
昨日9月9日は重陽の節句でした
「和」に興味を持ってから、季節の変わり目にも心が向くようになり
節句など折に触れてお祝いするようにしています
重陽の節句は他の節句に比べると華々しくはないですが（
）
平安の時代からあるとても風雅で趣のある行事
邪気を払う菊の花を愛で、長寿を願います
菊酒を飲んだり、菊の被綿（きせわた）も素敵な慣習
被綿は重陽の節句の前夜、菊の花に真綿を被せておき
翌朝に夜露と菊の香りが移った真綿で身を撫でると
不老長寿の願いが叶う！という伝え
かの紫さん（紫式部）も、この被綿を歌に詠んでますしね
（ここに平安フェチ心をくすぐられる
）
菊の露 若ゆばかりに袖ふれて
花のあるじに千代は譲らむ
被綿を贈られたけど、私は少しで良いので花の持ち主こそ千年も若返ってください
菊でアンチエイジング♡ 送り主への感謝の気持ちですね
そして、この被綿（きせわた）の慣習が今なお見られるという神社の重陽祭へ
被綿、とってもカラフル！
おもちゃみたいで可愛かったです
ふるまいの菊酒をいただいて延命長寿を願います
重陽の日のみ授与の限定守り
「菊乃御中」もお連れすることができました
日本の素敵な慣習に触れた重陽の一日でした