こんばんは、タロット占い師・守田のり子です。

一昨日の続きです↓
「当たる占い・当たらない占い(15)-【女教皇】」


人の体内には、3つのセンター
(体内の受信機・送信機のようなもの)ががあるそうです。
「思考」・「感情」・「身体感覚」の3つです。

誰でも3つとも持っていますが、
主にどれを使っているかは、人によって違います。

どのセンターをメインに使っているかによって、
『思考タイプ』、『感情タイプ』、『体感覚タイプ』
に分かれます。


大雑把に言うと、
思考タイプの人にとっては、合理的な事が正しい事、
感情タイプの人にとっては、美しい事・好きな事が正しい事、
体感覚タイプの人にとっては、気持ち良い事が正しい事
なのです。


例えば、私は、典型的な『思考タイプ』。
ものごとを、“合理的か?そうじゃないか?”で
いつも判断してしまいます。

合理的な事が正しい事だと認識していますから、
無意識に『合理的な』行動をとろうとしてしまいます。
その行動が人の感情を傷つけるかどうかを
それほど重要だと思えないという弱点があります。


また、身体感覚が弱いので、
自分の身体がどう感じているかは
あまりピンときていません。

例えば、無理な体勢で作業して
体に負担がかかっていても、その時は気づかず、
数日後に「なんか分からんけど身体が痛い」
とか言っているような感じです。

私にとっては、
思考で判断するのが当たり前すぎて、
感情や身体感覚で何かを判断するという
発想が湧いてきません。



そういった偏った『ものの見方(=ビジョン)』を
変えてくれるのが、タロットカードです。

その中でも、【正義】【法王】【女教皇】の3枚は、
「世界には、自分が当たり前だと捉えている基準とは
違う基準があるのだ」
と教えてくれるのです。



●正義

 

 

マルセイユタロット・正義






●法王(司祭)

 

マルセイユタロット・法王







●女教皇(女司祭)

 

マルセイユタロット・女教皇

 

 

 

 


『浮気をしたパートナーとの離婚を考えている』
という場合を例にとってみましょう。



「離婚した方がいいですか?」
とお客様に尋ねられたとします。

この3枚のカードが出た時に、占い師が
「離婚した方がいいです。」
「しない方がいいです。」
と答えるのは適切ではありません。


●【正義】のカードが出たなら、
お客様に、パートナーと自分を天秤にかけて、
釣り合っているのかどうか
よ~く考えてもらい、合理的な
損のない判断をして頂くのです。

離婚するなら、
慰謝料は納得する金額を貰えるのか?
バツイチになる事が自分の損にならないか?
などをよく考えるということ。

パートナーを好きか嫌いか、
倫理的に正しい事がどうか、
一緒に居て心地よいかどうかは関係ありません。



●【法王】が出た時は、
お客様の心に聴いて判断して頂きます。
パートナーの事が、今でも好きなのかどうか。
パートナーを信じられるのかどうか。

自分の感情が作ったルールに従って
判断すればいいのです。

好きなら、相手を信じて一緒に居ればいい。
嫌いなら、もう信じられないなら
慰謝料なんて貰えなくても離れましょう、
となります。



●【女教皇】が出た時の基準は、
お客様の身体感覚です。

他の人と関係を持ったパートナーに
ゾッとするほどの嫌悪感を感じるなら、
もう一緒には居られません。

絶対にこれだけは許せないという自分の聖域を
守らねばならないのですから、
『損得』も、『好き嫌い』も関係ありません。

逆に、身体が拒絶していないのなら、
一緒にいても大丈夫なはずです。





こんな風に、ものごとの判断基準が分かれば、
迷いは消滅します。

問題そのものが無くならなくても、
自分のビジョン(ものの見方)が変われば、
今まで自分を悩ませてきた問題が、
『問題で無くなる』ことは多々あります。



自分の偏ったものの見方を変えてくれるツール。
それがタロットカードです。


「当たる占い・当たらない占い(17)」へつづく。





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