こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。

昨日の続きです↓
「当たる占い・当たらない占い(13)ー正義」

 

 

【正義】【法王】【女教皇】に描かれた3人が
それぞれ手に持っているもの。
それが、各人の『判断基準』の道具です。

 

 

 

【法王(教皇)】が手にしているのは、『十字架』です↓

 

 

 

 

 

教皇

 

 

 


カードに描かれている
横のバーが3本のトリプルクロスは
ローマ法王のシンボルだそうです。






十字架はキリスト教を象徴するものです。
法王は、キリストの教え・神の教えを心の底から信じ、
その教えに従って生きています。

法王の前に座っている二人は、
法王から神の教えを説いて頂いて、
それを信じている信者たちです。



つまり、このカードは、
「心の底から信じるものに従え!」
というメッセージを提示しているのです。



『信じる』というのは、「頭」ではなく「心」の働きです。


例えば、
・神が存在するのかどうか?
・死後の世界はあるのか?

これは頭で考えて、答えが出る問いではありません。
“信じるか、信じないか”という心の問題です。 




このカードが出た時は、
頭を使って『思考』で判断するのではなく、
心に聴いて、自分の『感情』に従う時です。


頭ではなく、心に聴く。
考えるのではなく、感じるのです。  





前回と同じ例で見てみましょう。


占い師が、お客様に
「この人と結婚していいですか?」
というご相談を頂いたとしましょう。

【法王】のカードが出たら、
「これは誠実さや信頼を示すカードだから、
結婚すれば幸せになりますよ。」
と答えるのは適切ではありません。

これもまた、もし結婚して幸せにならなかった時、
「占いは当たらなかった!」
という結果になってしまいます。 



【法王】が出た時は、考えなくてもよいのです。

自分の心に耳を傾けると
自然に答えが出るはずですから、
「頭で考えて判断するのではなく、
自分の心に従って下さい。」

というアドバイスになります。

自分の心=「感情」に従うのですね。



・損得抜きで、相手を好きなのか?
・相手を信じる心の強さがあるのかどうか?
を、【法王】は問いかけています。

自分や相手を信じる心の強さがあれば、
どんな相手であっても、幸せな結婚生活を築いていけるはずです。
 


「当たる占い・当たらない占い(15)-【女教皇】」
へつづく。





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