こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。
日にちが空きましたが、先日の続きです↓
「結婚できた人と、できない人の違い（２）」
今から約３年前、結婚を決断出来ない原因が、
親との「コンセント」にあると感じた私は、
潜在意識の中の『思い込み』を変えて、
親とのコンセントを抜いていく方法について
ブログに書いて来ました。
最近、新しい読者様が増えてきたので、
ここでコンセントの概念について、
再度ご説明しながら、話を進めていきます。
この「コンセント」という考え方を教えて下さったのは、
私の心理学・精神分析の師匠である
熊谷たかおとみおさんです。
現在、私がタロット鑑定で
一定の成果をあげているのは
たかおとみおさんに学んだところが大きいです。
（９月開催のＯＳＨＯ禅タロット講座では、
心理学や精神分析をふまえた
カードの読み方をお伝え致します）
では、コンセントについての説明です。
人の生命をランプに例えると、
どこかの電源からエネルギーをもらわないと、
光れません。
そのエネルギーをもらうために繋ぐのが
コンセントです。
つまり、コンセントの繋ぎ先が、
自分の『エネルギー源』です。
生まれたばかりの頃、コンセントは
自分の養育者（特にお母さん）に繋がっています。
抱っこされて、おっぱいをもらうことで、
“自分は存在していいんだ”
という自己肯定感を育みながら、成長していきます。
この時期は、自分でご飯を食べる事も
排泄処理をすることも出来ないので、
親からコンセントを抜かれると、
文字通り「生きて」いけません。
食事や排泄の世話だけでなく、
抱っこによる体感覚（受容されているという安心感）、
「好き」や「可愛い」といった
ストローク（感情などの刺激）も、
生きていく上で必要なエネルギー源です。
この時期の赤ちゃんは、
自分の思い通りに動いてくれる親や養育者を
自分の『身体の一部』のように感じています。
第一次反抗期（２～３歳ごろ）までに、
子供は、『親と自分は一体ではない』ことを知り、
親から離れて、外の世界に行ってみたくなります。
でもこの時期は、まだ、一人では、
外の世界から上手くエネルギーを受取れません。
毎日、外の世界へ冒険に出かけ、
安全な親の元へ戻って、
また親からエネルギーを貰うのです。
第二次反抗期（中学生くらい）の頃には、
『外の世界からエネルギーを受取る力』が
だんだん身についていきます。
そして、親に繋いでいたコンセントを
友達や、恋人や、自分の好きな事（趣味や仕事）に
繋ぎ換え始めます。
親とのコンセントが抜けて大人になった人は、
親からエネルギーをもらうことを止め、
自分の人生を生き始めます。
その中で、パートナーとめぐり合い、
その人とコンセントを繋いでいくのです。
大人になれば、パートナーが、
『本来のエネルギー源』です。
そして、子供が出来たら、
自分の子供にもコンセントを繋ぎ、
エネルギーを注ぎ込む。
子育ての役目が終わったら、
またパートナーと繋ぎ合う。
通常は、こういうサイクルでコンセントを
繋ぎ換えていくようです。
しかし、このサイクルが、
どこかで滞ることがあるのです。
親から充分な受容や関心（＝エネルギー）を
もらえなかった場合、
人は、いつまでたっても、親へのコンセントを
抜こうとはしません。
まだまだ親からの愛情が欲しいので、
コンセントを抜くわけにはいかないのです。
そして親への渇望から、執着が生まれます。
コンセントがふさがっていると、
そのままでは、いつまでたっても、
『本来のパートナーと繋がれない』
という状況が生まれます。
これは親を「好き」という気持ちだけでなく、
「嫌い」や「憎い」、「離れたい」という形でも
現れるので、やっかいです。
いい年をして親に養ってもらっているのも
コンセントが繋がった状態ですが、
親と断絶した状態も、
実はコンセントが繋がっている状態なのです。
「絶対に親には会いたくない！」という想いは、
親を強く意識していることになります。
コンセントの外れた大人同士である親子は、
好きな時に会ったり触れ合ったり、
好きな時に離れたり、
距離を置く事が可能なはずです。
親元を離れ、冒険の旅に出て、
パートナーを決めて、
そこからエネルギーを貰うのは
とても勇気の要る事です。
“相手に自分を受容れてもらえないかも”
という恐れやリスクも生まれます。
そんな危険を冒すより、
安全なエネルギー源である
『親』や『仕事』などから、
エネルギーを貰う方が楽で安心です。
でも、楽で安心な方を選択し続けると、
『コンセントの繋ぎかえ』、つまり
『結婚という決断』が出来なくなります。
つづく。
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日にちが空きましたが、先日の続きです↓
「結婚できた人と、できない人の違い（２）」
今から約３年前、結婚を決断出来ない原因が、
親との「コンセント」にあると感じた私は、
潜在意識の中の『思い込み』を変えて、
親とのコンセントを抜いていく方法について
ブログに書いて来ました。
最近、新しい読者様が増えてきたので、
ここでコンセントの概念について、
再度ご説明しながら、話を進めていきます。
この「コンセント」という考え方を教えて下さったのは、
私の心理学・精神分析の師匠である
熊谷たかおとみおさんです。
現在、私がタロット鑑定で
一定の成果をあげているのは
たかおとみおさんに学んだところが大きいです。
（９月開催のＯＳＨＯ禅タロット講座では、
心理学や精神分析をふまえた
カードの読み方をお伝え致します）
では、コンセントについての説明です。
人の生命をランプに例えると、
どこかの電源からエネルギーをもらわないと、
光れません。
そのエネルギーをもらうために繋ぐのが
コンセントです。
つまり、コンセントの繋ぎ先が、
自分の『エネルギー源』です。
生まれたばかりの頃、コンセントは
自分の養育者（特にお母さん）に繋がっています。
抱っこされて、おっぱいをもらうことで、
“自分は存在していいんだ”
という自己肯定感を育みながら、成長していきます。
この時期は、自分でご飯を食べる事も
排泄処理をすることも出来ないので、
親からコンセントを抜かれると、
文字通り「生きて」いけません。
食事や排泄の世話だけでなく、
抱っこによる体感覚（受容されているという安心感）、
「好き」や「可愛い」といった
ストローク（感情などの刺激）も、
生きていく上で必要なエネルギー源です。
この時期の赤ちゃんは、
自分の思い通りに動いてくれる親や養育者を
自分の『身体の一部』のように感じています。
第一次反抗期（２～３歳ごろ）までに、
子供は、『親と自分は一体ではない』ことを知り、
親から離れて、外の世界に行ってみたくなります。
でもこの時期は、まだ、一人では、
外の世界から上手くエネルギーを受取れません。
毎日、外の世界へ冒険に出かけ、
安全な親の元へ戻って、
また親からエネルギーを貰うのです。
第二次反抗期（中学生くらい）の頃には、
『外の世界からエネルギーを受取る力』が
だんだん身についていきます。
そして、親に繋いでいたコンセントを
友達や、恋人や、自分の好きな事（趣味や仕事）に
繋ぎ換え始めます。
親とのコンセントが抜けて大人になった人は、
親からエネルギーをもらうことを止め、
自分の人生を生き始めます。
その中で、パートナーとめぐり合い、
その人とコンセントを繋いでいくのです。
大人になれば、パートナーが、
『本来のエネルギー源』です。
そして、子供が出来たら、
自分の子供にもコンセントを繋ぎ、
エネルギーを注ぎ込む。
子育ての役目が終わったら、
またパートナーと繋ぎ合う。
通常は、こういうサイクルでコンセントを
繋ぎ換えていくようです。
しかし、このサイクルが、
どこかで滞ることがあるのです。
親から充分な受容や関心（＝エネルギー）を
もらえなかった場合、
人は、いつまでたっても、親へのコンセントを
抜こうとはしません。
まだまだ親からの愛情が欲しいので、
コンセントを抜くわけにはいかないのです。
そして親への渇望から、執着が生まれます。
(ちょうどこんなイメージ↑
手に持ったパンが、
愛や関心や受容を暗示しています。
それを欲しがる貧しい子供たち。
「モダンメディバルタロット・コイン６」です）
コンセントがふさがっていると、
そのままでは、いつまでたっても、
『本来のパートナーと繋がれない』
という状況が生まれます。
これは親を「好き」という気持ちだけでなく、
「嫌い」や「憎い」、「離れたい」という形でも
現れるので、やっかいです。
いい年をして親に養ってもらっているのも
コンセントが繋がった状態ですが、
親と断絶した状態も、
実はコンセントが繋がっている状態なのです。
「絶対に親には会いたくない！」という想いは、
親を強く意識していることになります。
コンセントの外れた大人同士である親子は、
好きな時に会ったり触れ合ったり、
好きな時に離れたり、
距離を置く事が可能なはずです。
親元を離れ、冒険の旅に出て、
パートナーを決めて、
そこからエネルギーを貰うのは
とても勇気の要る事です。
“相手に自分を受容れてもらえないかも”
という恐れやリスクも生まれます。
そんな危険を冒すより、
安全なエネルギー源である
『親』や『仕事』などから、
エネルギーを貰う方が楽で安心です。
でも、楽で安心な方を選択し続けると、
『コンセントの繋ぎかえ』、つまり
『結婚という決断』が出来なくなります。
つづく。
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