こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。

一昨日の続きです↓
「ダメな奴になってみた(3)」

委員の仕事を辞めると決意した私。
「今日の会議が終わったら、支部長に
辞めると伝えよう。」
そう意気込んで、翌月の会議に出席しました。

その日の会議の間中、私はソワソワして
落ち着きませんでした。
会議の内容も、全然頭に入って来ません。

そして、会議の終了時間が近づいて来ると、
心拍数が上がり始めました。

うわぁ、私、緊張してる。。。


その時、「辞めたいと伝えるのは来月にしたら
そんな悪魔の囁きが聞こえてきました。

「え
そうじゃあ来月にする

いやいや、アカンカン

今日言わないと


そして、会議が終わり、
私は支部長に話しかけようと近づきました。
しかし、支部長の周りを
他の委員の方が囲んでいます。

出来れば、2人だけで話をしたい。。。
しばらく待ってみましたが、そのうち、
会議場を出ないといけない時間に
なってしまいました。

結局、その日は支部長に声をかけることが
出来ずに帰宅したのです。

はぁぁぁぁ

言えなかった



でも、次こそは


それからは、会議やイベントで
支部長と顔を合わせるたびに、
毎回、「今日こそ言うぞ
」と意気込みました。

でも。。。
結局、それから3ヶ月経っても、私は、
「委員を辞めます」と言えないままだったのです。

いつも支部長の周りには人が居て、
2人で話が出来ない。。。
だから仕方ない。

じゃあ、メールで伝えるか

いや、それは失礼やろ。

じゃあ、電話にするか

いや、それもアカンやろ。
やっぱり、直接言わないと



そんな堂々巡りをしながら、
どんどん日が過ぎて行きました。
なかなか「辞めます」と言えない『言い訳』を
自分にし続けていましたが、
結局、怖くて言い出せなかっただけです。

私は、自分の『弱点』を思い知りました。
私にとって、「ダメな奴」だと思われる事が、
こんなに怖い事だったなんて。。。


「ダメな奴だと思われていい」
そう思ったにもかかわらず、出来ない


「ダメな奴」だと判断されることに対して、
こんなに強い抵抗があるとは、自分自身
思ってもみませんでした。


そうこうしているうち、
「ダメな奴」だと思われることが
こんなにしんどいなら、もういっそ、
任期20年を全うしてやろう

という気持ちにさえなってきたのです。

任期終了まで、あと17年か。。。(>_<)


最終回へ、つづく。


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