こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。

昨日の続きです↓
「人の事が気になる。。。(1)」


自分のことではなく、
親や子の事、パートナーの事、親戚の事、同僚の事など、
『自分以外の問題』について、
相談されるお客様。

私の経験上、こうしたお客様には、大きく分けて
2つのタイプの方がいらっしゃいます。
昨日は、このうち、ひとつ目のタイプについて
書かせて頂きました。


今日は、ふたつ目のタイプの方をご紹介します。

ふたつ目のタイプは、
“本当は「自分の中」に問題があると
気付いているけれど、出来れば
そこには向き合いたくない。
だから、他人の問題に気を取られることで、
自分の内面から目を逸らせようとしている”
という方です。


この2つめのタイプの例として、
先日、鑑定に来て下さったお客様(Yさん)から、
頂いたメールを紹介させて頂きます。
ご本人の許可を得て、シェアさせて頂きます。


以下、転載↓

のり子さんのブログに出逢って、
鑑定して頂いて、
皆さんのコメントや自分の周り、
自分自身の思い出しの作業を行っていく中で、

“こんな些細な出来事で、人って傷つくんだ”
“この人も、あの人も、
自分を認めてあげられないでいる”
“こんなに沢山の人が…”
という驚きとともに、

“自分だけこんなに傷ついていて、いいんだろうか?”
“大したことないのに甘えてるんじゃないか”
という罪悪感と、

自分の事もままならないのに、
“まだ気づいていない人達に、何かしてあげたい”
という思いが、日増しに強くなっています。

今しなければいけない事が
目の前に迫って来ているというのに…。
全く集中出来ないでいます。


転載、以上。


このメールを頂いた時、私は正直、
“ちょっとマズイな。。。”
と思いました。

Yさんには、宿題として、
「過去の感情の洗い出し作業」をお願いしました。

彼女は、幼少期に親から傷つけられたことで、
『自分は大切にされる価値がない』
『自分は幸せになれるはずがない』という信念を
持っておられたからです。

その信念を変えるために、
その信念が出来てしまった原因を思い出し、
自分の体外へ出すことで消化するのです。

いつもブログで書いていますが、
この『思い出し作業』は、とてもしんどいものです。

だって、感じるのが辛くて、
“忘れたこと”にしている悲しみや怒りの感情を
わざわざ思い出すのですから。
抵抗があるのは当然です。

なので、自分の内側(感情)に意識を向ける事が
どうしても嫌になる場合があります。
そんな時、自分の問題から目を逸らすために
意識を自分の外に向けてしまう事があるようです。

つまり、『人の事がとても気になる』状態
になるのです。


でも、「人を何とかしてあげたい」と思っても、
他人を変える事は出来ません。
“変わるか変わらないか”は、本人の選択だから。
他人がそれを決める事は出来ないのです。

「気づかせてあげたい」と思っても、
“気づくか気づかないか”も、本人の自由です。
こちらが指摘してあげても、
本人に気づくつもりがなければ、
スルーされるか、相手を不愉快にさせるだけです。


唯一変えられるのは、自分だけです。
まずは、自分を何とかすることで、周りの人たちが
自然に変わっていくことは、あり得ます。

自分が“無いこと”にしていた感情を出し切れば、
もう同じ思いをする必要がなくなるから、
『同じ思いをさせる人たち』は、
自分の周りに存在しなくて良くなるからです。


このことを伝えようかと迷っていた時、
Yさんから2通目のメールが届きました。

Yさんは、私が伝えたかった事に、
自分で気がつかれたようです。

つづく。


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