こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。

昨日の続きです↓
「泣いて下さい③」


凍らせてきた感情を再び感じた時、
自然に涙がこぼれます。
その涙が、氷を融かすことの出来る
唯一のものです。


昨日の記事で、泣くための方法を書きました。
でも、どうしても泣けない方もおられます。
鑑定中も、涙を堪えて泣けないのです。


以前、どうしても泣けないお客様に、
理由を尋ねた事があります。

すると、その方は教えて下さいました。
「子供の頃、いつも
“泣くな
泣いても何も解決しない”と
お母さんに言われ、
“確かにその通りだ”と思ったからです。
母の言うとおり、
泣いても何も解決しないですもんね。」

つまり、小さい頃、泣くと、
親から怒られたり、叩かれたりしていたのですね。
すると、だんだん泣けないようになる。

私は、そのお客様に、こうお答えしました。
「そうでしょうか。
泣いたら何でも解決しますよ。
人間は、元々そうだったはずです。
生まれたばかりの頃、
お腹がすいたり、オムツが気持ち悪かったら、
あなたは、どうしていたんですか?」

お客様:
「あっ。。。」

私:
「そうでしょ?
赤ちゃんの時は、泣くことでしか、
自分の望みや不快感を表現できなかったはずです。

泣く事で、
“お腹がすいたから、おっぱい頂戴”
“お尻が気持ち悪いから、オムツ変えて”
“淋しいから抱っこして”
を伝えてきたはずです。
つまり、泣くことで、何でも解決していたんですよ。」


私は、このお客様に、
子供の頃泣きたかった時の事を思い出して、
ノートに書き出して、その感情を味わい、
「泣いて下さい」とお伝えしました。



生まれたばかりの頃は、泣く事で
すべての問題を解決してきたはずです。

泣くとすぐにお母さんが飛んできてくれて
抱きしめてくれたり、おっぱいをくれたり。
それによって、
“自分に困った事が起きても、必ずなんとかなる”
“誰かに助けてもらえる”
“だから、自分は大切にされる存在なんだ”という
自己肯定感が育っていきます。

逆に、泣いてもわめいても、
誰も来てくれなかったとしたら。。。
また、泣くたびに叩かれていたら。。。

子供は、泣く事を諦めてしまうでしょう。
当然、自己肯定感は育ちません。


自由に感情を表に出せるはずの子供時代。
そのころに、泣く事を禁止されたら、
感情を出さないスキル、感じない術を
身に付けてしまいます。

そんな子供たちにとって、“泣くと、怒る親”の元で
生活しないといけない間は、
“何も感じない事”が最善の方法だったはずです。
そうしないと、生き延びてこられなかったのだから。

子供の頃身に付けたスキルが、
がっちり潜在意識に入っているので、
泣けない。。。

でも、今はもう大人。
泣いても大丈夫なんですよ。



では、泣けないまま、
感情をキャッチ出来ないままだと
どうなるのか?

もうお分かりだと思います。

恋愛できません。
結婚できません。
もし結婚しても、継続できません。

だって、「好き」「愛おしい」という感情も
凍っているのです。
それで、どうやって人を好きになれるのでしょうか。

そこから抜け出すために。
自分の感情を取り戻すために。
辛いけど、泣いて下さい。



次回からは、
アドバイスにこの「孤立」のカードが
出たお客様が、どうされたのか?について
鑑定実例を書いていきます。


OSHO禅タロット・孤立



参考にして頂ければと思います。



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