こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。

一昨日の続きです↓
「泣いて下さい①」


感情を凍らせたままの方は、
「自分が感じたくなかった感情」を
大切に保管しながら、
“過去の感情”と共に生きていることになります。

『忘れる』ことでは、
この感情を消化できないからです。


では、消化するためにどうすればいいのか?

それは、このタロットの絵が示すように、
泣けばいいんです↓

OSHO禅タロット・孤立




泣いて、流した涙によって
氷を融かすのです。

つまり、過去の感情を思い出して、
その時の自分”に代わって、
今の自分”が、
その時の感情”を
味わい直すということです。


これは、とても辛い作業です。
せっかく忘れていたものを
わざわざもう一度思い出すのですから。
相当な痛みと抵抗があります。

「怖かった」
「嫌だった」
「辛かった」
「悲しかった」
「悔しかった」
「ムカついた」
「気持ち悪かった」
その感情を思い出して味わい、
涙を流すのです。

しかし、当時の感情が蘇るのが嫌で、
「昔の事は、全く思い出せないんです。」
「覚えていないんです。」
という方も多いです。

思い出せるのは、成人して以降の記憶だけ、
高校時代のことすら思い出せない、
という方もおられました。



さて、私の鑑定に来られるお客様のうち、
7割以上の方が、鑑定中に涙を流されます。
号泣レベルの方もいらっしゃいます。

あ、ちなみに、私が虐めて
泣かしているのではありませんよ

タロットを通して自分の感情を感じ、
自然に涙が出るのです。

お客様の中には、
鑑定中に突然涙が出始めて、
「え?え?
なんで私、泣いてるんですか?」と
溢れる涙に戸惑われる方もおられます。

「占いにきて、まさか泣くとは思いませんでした。」
と驚かれる方も、おられます。


例えば、このカードを見て、
私が何も説明しないのに、
「かわいそう」と言って、
泣きだされた方もおられました↓

OSHO禅タロット・部外者


OSHO禅タロットの「部外者」です。
その方は、この絵を見て、
小さい頃のご自分を
思い出されたのかも知れません。



涙が出るのは、感情が動いている証拠です。
何も感じないのに、涙が出ることはありませんから。
頭で分かっていようがいまいが
凍らせてきた『未消化の感情』を感じるから、
泣いてしまうのです。


鑑定中は、タロットを通して、
お客様の感情が私にも伝わって来ます。
ですので、私がお客様と一緒に涙を流す事も、
よ~くあります。
お恥ずかしながら、一緒に泣いちゃうんです。
たまに、カードを見て、
お客様より先に泣いてることも^_^;


『泣く』というのは、とても大切な行為です。
泣く事で、“ないこと”にしてきた自分の感情を
“在った”と認めて、肯定してあげることに
なるからです。

「こんな事を感じてはいけない」と、
自分の感情を否定している間は、泣けません。

この「こんな事を感じてはいけない」と、
否定してきた感情を、肯定し、感じる事が、
「自分の感情を味わう」ということです。
それが出来た時、
凍らせてきた感情を融かす涙が流せます。

そして、その感情を保管しながら生きることを
やめられるのです。


では、泣けない人はどうすればいいんでしょう。
そして、泣けないと、どうなるのでしょう。

つづく。


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