こんばんは、タロット占い師・守田のり子です。

昨日の続きです↓
《タロット占い・結果実例集21-1》


④最終結果→「運命の輪」

モダンメディバルタロット・運命の輪




目隠しをした女性の前で、ルーレットが回っています。

ルーレットやサイコロの目を決める事は、誰にも出来ません。
何が出るかは、偶然や運任せ。
つまり、自分の努力とは関係のないところで幸運が巡り、
成果が出るというのが、このカードの世界観です。

未来が「ラバーズ」で、最終的には「運命の輪」。

この結果を見れば、いずれ結婚も出来そうだし、
カウンセラーとしても活躍していけそうです。
“そんなに心配することはないんじゃないの?”
というのが、この時の私の感想でした。


しかし、Yさん曰く、
現状は、思ったほど集客は出来ていないのだとか。
自分のカウンセリングスキルには自信があるのに、
思うように集客が出来ない。


だとすれば、引っかかるのは、
「過去」に出た「塔」のカードです↓

モダンメディバルタロット・塔




Yさんの成功の足を引っ張るものがあるとしたら、
もう終わっている「過去の出来事」のようです。


そうお伝えすると、Yさんは、
ご自分のお母さんの事を話して下さいました。

この時と同様の話を、Yさんは、
ご自身のブログに書かれていますので、その一部を
ご本人の許可を得て引用させて頂きます。


以下、転載↓

母にいつも蔑まれるような言葉を
ぶつけられて私は育ちました。

「グズ、のろま」は毎日で
「なにをさせても不器用」
「あんたはほめるところがない」
「アンタは冷たい」(小学生にいう言葉?)

幼稚園のときから
「アンタはブサイク」
「大きくなったら整形しなさい」
「アンタがブサイクなんは先祖がブサイクやから。
だからお母さんを恨むんじゃなくて先祖を恨みなさい」
とか。

「子どもなんか産むものじゃない、
思い通りにならないから」等の、
“存在するな”と同等の言葉を浴びせられていました。

言葉だけではなく、泣いたら
「泣くな!歯を食いしばれ!」。
それでも涙が止まらなかったら殴られる。

テストの点数が悪くて、
お腹を蹴られて飛んでいって、
タンスに直撃したこともあります。

母の気がおさまらず、
髪を引っ張られてお風呂場に連れて行かれ、
タイルに頭を打ちつけようとしてきたこともあります
(命の危険を感じて必死で抵抗し、
メガネが飛んでいきました。
それをみて、「避けるな!」とさらに逆上して
殴られたこともあります。)

いつも下を向いて歩くようになりました。
ブサイクだから私の顔を見た人は
嫌な気分になるにちがいない。
私なんて・・・・・と思っていました。

そんなんだから、学生時代はいじめられていて、
学校でも家でも居場所がなく、
泣いたら殴られるので、お布団に入ってから
一人で声を殺して泣いていました。

ほめられたことなんてなく、
それでもほめられたくて、
何でも一生懸命がんばりました。
何事も努力しました。

でも、褒めてはくれなかった。
けなされるだけ。

大人になってからも、
子育の番組とか、教育評論家の方が
「褒めて育てましょう」みたいなことをいっていると、
「自分の子を褒めるとか、アホのすることや!」
と興奮する母です。

胸がふくらんでくると
「胸の大きい女はアホなんや!」
「アンタはおしりが大きい。ぶーちゃん、ぶーちゃん」
といわれました。

自分のスタイルはひどく悪いものなんだ、
自分はデブだと、
大人になるまで思い込んでいました。
今は、胸もおしりも大きいんだから、
まぁいい感じなんちゃう。
とおもえるのですが(笑)

彼氏が出来ても
「その彼氏は、ほんまは綺麗な子が好きやけど、
無理やから、アンタに告白してきた」。
とか、とにかく、女性性を否定するようなことを
言われ続けてきました。

私は母に対して、
母が変わるなんて無理だとあきらめていました。
他人はかえられないから、
距離を保ち続けることが私にとってベストだと。


転載、以上。


あまりにも辛い話で、私は聴いていて心が痛かったです。
“このお母さんに育てられながら、
Yさんは、よくおかしくならずに大人になれたな”
と感心しました。

「ブスと言われ続けたことで、
すべての自信を無くしていました。」
とYさんはおっしゃいました。

自分の容姿や女性性を否定されつづけ、
暴力も受けていたYさん。
これでは、自己肯定感が育つはずがありません。
Yさんの中の『自己破壊衝動』は、
このお母さんによって作られてしまったようです。

しかし、Yさんの話は、これだけでは
ありませんでした。

つづく。


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