こんばんは、タロット占い師・守田のり子です。

昨日の続きです↓
《タロット占い・結果実例集⑳-1》


バツイチ・子持ちのアラフォー女性Wさん。

長年不倫関係だった彼との関係を
なんとかしたいと鑑定に来られました。

彼との関係を占う中で出てきたのは、
Wさんの中の『どうせ私は幸せになれない』
という信念でした。


潜在意識の中に、この信念を持っておられる方は、
その望みどおり、幸せにはなりません。

顕在意識では「結婚したい」「幸せになりたい」
と願いながら、潜在意識の望む通りに、
“結婚できない相手”や
“自分を幸せにしてくれない相手”を
好きになってしまうのです。

不倫が悪い訳ではありません。
たまたま間違った相手と結婚してしまい、
本来のパートナーとの人生に軌道修正するため、
離婚して、不倫相手と再婚するケースもあります。

でも、『自分は幸せになるはずがない』
という信念を持っている場合は、恋愛をする際、
“自分を幸せにする心配のない相手”を
引き寄せてしまいます。

奥さんと離婚する気がない相手なら、
うっかり幸せになってしまうリスクはありませんから。


さて、では、Wさんの中に、
何故、『自分は幸せになれない』という信念が
入ってしまったのでしょう?


【結果】
この信念を持ってしまった理由について、
Wさんが引かれたカードは、「ワンド9」 でした↓

ウェイト版・ワンド9





頭に包帯を巻いた男性が、木の棒(ワンド)に
寄りかかって、休んでいます。
周りには、同じ棒が檻のように立っていて、
この男性の周りを取り囲んでいます。
身動きが出来ない様子に、とても不満そうな表情。


このカードを見た時、Wさんは
「自分の心に傷があるからだ」
とおっしゃいました。


しかし、心の傷だけなら、
こんなカードが出るはずです↓

ウェイト版・ソード3

「ソード3」


でも、この男性は、頭に包帯を巻いているのです。
つまりこれは、『心』ではなく、『体』の傷のはず。

しかも頭を負傷している。。。



私がそうご説明した時、Wさんは、
小さい頃、母親によく叩かれていたことを
思い出されました。

3人兄弟の中で、Wさんと弟だけが
いつも叱られ叩かれていたそうです。
同じことをしても、一番下の妹だけは
全く叱られていなかったし、
叩かれてもいなかった。

しかも、Wさんは、お母さんに、
顔や頭を叩かれていたそうです。

でも、Wさんはこの出来事を、
“子供の時のことだから。。。”
“しつけだから。。。”
と、自分の中で片づけて、大人になってからは、
さほど気にもしていなかったそうです。


それから、Wさんは、色々な事を
思い出されました。
そして、当時の心境を話して下さいました。


「人前で(私の場合、弟や妹の前で)、
大切な部分(頭や顔)を攻撃されるというのは、
かなり精神的にもダメージが大きかったです。

『顔をたてる』『顔をつぶす』といいますが、
顔って人格を表すとこなんですよね。
それを攻撃される(しかも大事な人から)ということは、
『あなたなんか、大切な人ではない』と
言われてるのと一緒なんですよね…。」



お母さんの、顔や頭を叩くという行為によって、
小さい頃のWさんは、
『自分は母親に大切にされていない』と
感じてしまったのかもしれません。

弟や妹の前で、大事な部分を叩かれた事で、
自尊心もかなり傷つけられてしまったようです。

妹だけが叩かれなかった事に関しても、
自分との格差を感じておられたとか。


子供は、親から大切にされていないとか、
愛されていないと感じると、
「自分には愛される価値がないのだ」と
思い込んでしまいます。

大人である親が、間違いを犯すはずがないと
思っていますから、
“間違っているのは自分だ”
“自分が悪いから叩かれるのだ”と
思い込んでしまうのです。

親の『叩く』という行為が、
単に親自身のイライラや怒りを
子供にぶつけているだけだとしても、です。

つづく。


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