こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。

昨日の続きです↓
《タロット占い・結果実例集⑲-11》


『離婚したい本当の理由、本心をご主人に伝える』
という宿題を、見事やり遂げたZさん。

今のZさんは、ご主人を責める気持ちよりも、
ご主人の“これからの幸せ”を祈れるような
心境になっていました。

これで、Zさんの離婚を阻む要因は
なくなりました。


さてこの翌月、今年8月のタロット勉強会では
『意志決定スプレッド』を練習しました。

このスプレッドは、
“今、自分が決めかねている事が
「YES」なのか?「NO」なのか?”を
見ていくものです。

YESの場合は、そのまま進めればいいし、
NOの場合は、なぜダメなのかという理由と、
どうすればいいのかが、
アドバイスとして出てきます。


テーマを決める際、Zさんは、
「じゃあ、離婚するかどうかについて見てみます。」
とおっしゃったので、
「ちょっと、待った~
」と
私は制止しました。

私:
「離婚するのは、もう決まっているんよね


Zさん:
やや動揺しながら、
「は、はい、そうです


私:
「もうすでに決まっている事をみても、
意味ないねん。
で、いつ、離婚するの


Zさん:
かなり動揺しながら、
「え~と、秋くらいに。。。


私:
「秋って、具体的に何月


Zさん:
更に動揺しながら、
「え~と、10月くらいに。。。


私:
「だったら、“10月に離婚するのはどうですか?”
という質問でリーディングしてみてね。」

Zさん:
隠しきれない動揺。。。


という事で、Zさんは、
“10月に離婚するのはどうですか?”
という質問で『意志決定スプレッド』を
展開してみました。


出てきたカードは、
①まず、「月」でした↓

ウェイト版・月



満ち欠けする月は、不安定なものの象徴です。

今は夜ですから、暗くて道がよく見えません。
水から上がろうとしているザリガニが、Zさんです。
はるか彼方にゴールらしきものは見えていますが、
そこまでどうやって辿り着けばいいのか、
さっぱり分からず、不安になっている様子が
伺えます。


離婚するとは言ったものの、
心配で仕方ない様子のZさん。
実は、新しい家と仕事を探し始めたのですが、
公団の抽選には漏れるし、
大手企業の就活では2次面接で落とされるし


結局、この時点では、
まだ何の準備も出来ていない状態でした。
これからどうやって生活していったらいいのか、
道が見えずに不安になっているようです。

このままでは、10月の離婚は
「NO」という判断になりそうです。



②なぜNOなのか?その理由→「ペンタクル3」

ウェイト版・ペンタクル3



3人の人が集まって、壊れた教会を修復する計画を
立てています。
教会の牧師さん、設計士さん、大工さんの3人です。
この3人が力を合わさないと、修復は出来ません。

この絵をみると、家の中が真っ暗です。
これでは、どこをどう修復してのかも、よく分からない。
離婚に関する準備を、
何もかも1人でやるのは無理なようです。

Zさんは、周りにいる人たちに協力を求めればいいのに、
“一人でやり遂げないといけない”と思い込んでしまい、
不安になっているようです。

“誰かに頼りたい”という気持ちはあるのに、
うまく表現できていないのかもしれません。



③じゃあ、どうすればいいか?→「カップ8」

ウェイト版・カップ8



『感情』の入ったカップが8個。
きちんと並べられて立っています。
これは、“今の家”に残している
色々な、わだかまりの感情のようです。

ここでも、三日月が出ています。
“暗くて道が見えずに不安になっても、
今の場所に色々な想いが残っていても、
それでもその場を立ち去りなさい”
というアドバイスです。

タロットの世界では、『右』に向かっているのは、
『未来』に進んでいる事を意味しているのです。



さて、次回のタロット勉強会は10月です。
次回までの宿題は、もちろん、
『離婚して、引っ越し』



猶予は2か月。
さて、Zさん、どうする?

最終回へ、つづく。


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